新華網北京6月22日(新華社記者/孫飛)「中國の民生用・商業用小型無人機(ドローン)メーカーの輸出は飛躍的に発展する傾向にある。」、「新産業は新経済のために『翼をつける』。」近く深センで開催された第5回國際スマートトラフィック・衛星測位システム展覧會で、専門家は上記のように判斷した。
深セン稅関の統計によると、2015年の深センのドローンの輸出額は30億9千萬元で、2014年比で7.2倍に急増した。
「中國の民生用・商業用ドローン産業の発展は十分に迅速で、中國國內の一部のドローンメーカーは世界のドローン市場の風見鶏になっている。」深セン市ドローン協會の楊金才會長は大疆創新科技、一電、艾特、科比特、九星智能などの企業のドローンは世界トップクラスを目指していると述べた。
経済誌『エコノミスト』は大疆創新科技の「ファントム」シリーズは現時點で世界で最も重要なロボットの一つに位置付けている。米國の週刊『タイムズ』は二代目「ファントム」を年度10大科學技術製品と評価した。
売上高はわずか300萬元から10億元を突破するまでに、大疆創新科技は數年を要しただけだ。多數の業界関係者はドローンと在來産業が絶えず融合するにつれて、「新しい供給」を促し、ドローンは中國経済のために「翼を付ける」と判斷している。
EC大手の京東は最近、ドローンの配送を試運転し始めたが、主に配送拠點から農村の広報擔當者までの商品輸送に集中しており、農村向けECの最後の1キロの配送ニーズを解決することが目標だ。「農業の植物保護分野では、ドローンも大いに用途がある。」華南農業大學工程學院の周志艶教授は「統計によると、中國國內の主流の農業植物保護用ドローンは全國24の省で使用され、植物保護用ドローン関連企業は計150社に上り、187機種に及ぶ。」と語った。國泰君安グループは「第13次五カ年規格」期間に、農業植物保護用ドローンの完成品とサービスの年平均市場ニーズは約300億元に上ると推計している。「航空撮影、アミューズメント、農林、安全防止、電力などはドローン市場の重點セグメント分野だ。」中國ネットリサーチの最大手、艾瑞諮詢(アイリサーチ)がこのほど公表した『2016年中國ドローン業界研究報告書』は、中國の小型民用ドローン市場は急成長期に入ったと指摘している。また、2025年に中國のドローン市場の総規模は750億元に対し、年成長率は50%を超えると期待される。
(新華社より)
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