
航天科學技術グループ科學技術委員會の於登雲副主任は6月16日、第1回中國宇宙経済フォーラムで発言した。
新華網北京6月20日(新華社記者/白國竜、曹佩弦)16日、第1回中國宇宙経済フォーラムが北京で開催された。宇宙科學技術及び応用産業の政治、商業、研究に攜わる各界の関係者が宇宙経済に視線を注ぎ、中國宇宙事業の発展に向けて知恵を絞り、提言と獻策を行った。
世界の「宇宙経済」は手が屆きそうなほどになった
航天科學技術グループ科學技術委員會の於登雲副主任は新華社記者に次のように述べた。宇宙産業の規模は世界規模で急速に拡大し、2006年から2015年までに世界の衛星産業の生産高は2倍に増加した。2015年は世界の宇宙産業の生産高が3,353億ドルに上った。このうち、衛星産業の生産高は2,083億ドルで、前年同期比で3%増加した。
「2015年12月31日時點で、全世界の軌道上にある衛星は1,381基になっている。世界の宇宙関連産業の規模は約2兆ドルに上り、宇宙経済はすでに漠然とした概念ではない。」於登雲副主任はこう語る。
中國衛星の応用は當面の急務
國家航天局がこのほど公表したデータによると、中國の衛星応用産業は急速に成長し、年生産高は2,000億元を超えている。
中國工程院の張履謙院士は次のような見解を示した。情報社會の発展によって必然的に宇宙経済が注目され、宇宙経済の発展に向けた突破口は衛星の応用にある。「中國は約百基という衛星を打ち上げたが、一部の宇宙強國と比べると、衛星の國民経済における応用はまだ不十分で、我點は衛星の製造に注力し、衛星の応用に適切に取り組むと同時に、宇宙技術の成果の転化に盡力し、派生技術 が経済の発展によりスムーズに寄與できるようにしたい。」
參入チャネルを拡大し、宇宙経済で民衆に奉仕する
宇宙経済時代を迎え、中國航天科學技術グループ科學技術委員會の主任を務める包為民院士は次のような見方を示した。中國はトップダウン設計を適切に実施し、科學技術を率先してリードする役割を発揮し、宇宙と在來産業の融合を促進しなければならない。宇宙資源と地上の応用に適切に取り組み、天と地の雙方向性、宇宙と情報を一體化した枠を越えた発展を推進し、情報化社會の発展の面での複雑なニーズにより適切に対応する。
(新華社より)
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