新華網ワシントン6月3日 (記者/江宇娟) 米國財務省のある高官は1日、昨年以降、中國は一連の重要分野の改革で著しい進展を遂げ、このうち人民元レートの市場化改革で、人民元レートの雙方向の変動を維持することがカギを握ると述べた。
この高官は同日、第8回中米戦略・経済対話を控えた電話によるブリーフィングで、人民元の為替レートの変動が市場エネルギーを反映することは十分に重要であると同時に、中國政府の為替相場政策に対する明確な説明も大変、重要だと指摘した。この高官は今年初め以來、中國は政策の説明において著しい改善が見られたと述べた。
この高官は最近の人民元相場の下落をどのように評価するかと問われた際に、一國の通貨のレートを推量するためには、実質実効レート、即ち、貿易相手國の通貨バスケットの相場を參考にする必要があり、二國間の為替レートだけを見るべきではないと述べた。
近年は人民元の対米ドル基準値が5年ぶりに引き下げられたが、市場の反応は非常に冷靜だ。アナリストはこれは主に中國の中央銀行が市場との疎通を強化したことが追い風になり、人民元レート形成メカニズムの透明度を向上したと分析した。
(新華社より)
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