ダレン・チェスター豪インフラ運輸相は20日、豪運輸安全局から技術報告を受け、モザンビークで見つかった航空機の破片が、マレーシア航空MH370便のものであることを確認したとする聲明を発表した。
チェスター運輸相は、「破片の重要な數字とアルファベットの塗裝が、事故機のものと完全に一致した。これは2つの破片が、MH370便のものであることを証明している」と述べた。
チェスター運輸相は、「破片の塗裝は、実験室の研究員に証拠をもたらした。1つ目の破片の數字とアルファベットの色は、マレーシア航空の獨特の加工方法によるもので、2つ目の破片のアルファベットはマレーシア航空によって塗裝された。破片の締具は、MH370便の製造メーカーである、ボーイングのものだった」と説明した。
チェスター運輸相は最後に、「MH370便の搜索活動は継続中で、10萬平方キロの海域の搜索を完了している。現在は殘りの2萬平方キロの搜索が中心となっている。機體の発見の可能性が殘されている」と話した。
2015年末、南アフリカの少年がモザンビークで観光中に、航空機の破片を発見した。今年2月末、米國人観光客がモザンビークの海岸で、別の破片を発見した。この2つの破片は、消息が途絶えたMH370便のものと疑われた。
マレーシアのクアラルンプールから中國の北京に向かうはずだったMH370便は、2014年3月8日に交信が途絶えた。當時の乗員は239人。マレーシア民間航空局は昨年1月29日、同機の事故を発表し、機內の全員が死亡したと推測した。
(チャイナネット)
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