
新華網北京4月20日(記者/恵暁霜)日本・九州地方で発生した熊本地震の被災地域では、食品や飲み水を急ぎ求める狀況が発生している。ある避難所では1食におにぎり1個しか配給されていないとのことだ。一部の被災者は地面に物を並べて大きな「SOS」の文字を作り、緊急援助を求めた。
【水や食料が不足】
3日間で2度の強震に遭い、避難した被災者の數は一度に18萬人を上回った。日本放送協會(NHK)は18日午前の時點で、熊本県內の638ヶ所の避難所におよそ10萬5000人の被災者が避難していると報じている。
道路の寸斷や交通渋滯などが原因で、食品や飲料水の供給狀況が悪化し、多くの場所で長い列をつくって救済物資を受け取る場面が現れており、被災者から不満の聲が出ている。
ある28歳の會社員とその妻は、2ヶ月の息子を連れてこの中學校に避難しているという。この會社員は『西日本新聞』に「妻は今日おにぎりを1個食べただけで、私は水しか飲んでいません。私たちには毛布さえもないのです。」と伝えている。1歳余りの子供を連れた25歳の母親は、「おにぎり1個とアイスクリーム1個が配給されましたが、子供はまだお腹を空かせています。」と言っている。
【緊急救助を求める】
熊本県禦船町の老人総合福祉施設には老人と被災者およそ200人がいるが、町政府からは9箱の瓶詰め飲料水が配給されただけだった。 吉本洋施院長は、あと3日で食品が枯渇しそうだと語っていた。












