
新華網北京3月21日 (記者/彭茜、張忠霞) 世界経済は引き続き低迷しているが、イノベーションは依然として市場の奇跡を描き、ますます多くの実力を持つアジアの企業がグローバルイノベーションの中堅的な力になりつつある。世界知的所有権機関(WIPO)は、グローバルイノベーションの注目點がアジアへ移動しており、そのうち中國のパフォーマンスがとりわけ著しくて、特許出願件數が長年連続してその成長が最も速いとみなしている。
同機関のコミュニケによると、2015年に提出された國際特許出願件數は前年よりも1 . 7%増え、21萬8000件だった、そのうち、米國の特許出願件數は約5萬7400件で、日本は約4萬4200件で2位、中國は約2萬9800件で3位だったという。
コミュニケはまた、2015年における中國の特許出願件數の伸び幅が16.8%に達して1位、韓國は11. 5%でその次に続いたが、米國の特許出願件數は6.7%減少したことを示している。
WIPOの分析によると、出願件數増加の主要な推進力は中國や日本、韓國によるものだ。アジアの特許出願件數が佔める割合は2005年以來2倍を上回り、現在は全出願件數の43%を佔めるものと分析している。
中國企業も好調なイノベーションパワーを見せている。WIPOのコミュニケは、2015年の企業別の特許出願件數ランキングでファーウェイ(Huawei )が3898件で2年連続1位に、ZTE(中興通訊)が2155件で3位になったことを明らかにしている。
「雙創」(大衆の創業、萬人の革新)の駆動力のもと、ファーウェイ、ZTEのような有名な企業及び起業初期段階の多くの企業も、グローバルイノベーションを舞&に嶄然として頭角を現している。米経済誌フォーブスが最近発表した「30歳以下の青年リーダー」ランキングでは、28歳の中國人青年、印奇氏が科學技術の企業経営者として首位に立った。印奇氏は大學の同級生である唐文斌氏、楊沐氏と共に「北京曠視科技」有限公司を設立し、顔認識技術により世界の人工知能(AI: Artificial Intelligence)関連産業において一角を勝ち取った。
一部の専門家は、中國企業が國際化を目指したいなら、特許や知的財産権戦略を必ず企業発展戦略の中に置き、早期的に考慮し、全面的に計畫せねばならないとみなしているという。
(新華社より)
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