中國では、11月11日は「獨身の日」と呼ばれ近年盛り上がり、ネット通販大手は大幅な値下げ商戦を展開して數億人のネットユーザーの「爆買」を誘っている。しかし、その背後では、「結婚できない人が多い」という問題が殘る。參考消息が英國放送協會(BBC)のサイトの報道を引用して報じた。
中國では男女出生比率の不均衡がもたらす問題が日に日に顕著になっている。2020年までに、結婚できない男性が3000萬人に達すると見られ、問題が激化する恐れがある。香港大學社會學院の講師・杜先致氏や社會學者の洪理達氏は、3000萬人のほとんどが農村の男性と見ている。
しかし、大都市に住む男性も安泰というわけではない。中國の結婚適齢期の女性は男性よりも、獨身パーティや異性との交際能力の向上という面で、積極的な態度を示す。また、中國の學校や家庭での教育に存在している問題が原因で、多くの獨身男性は自信に欠け、デートでも気が利かなかったり、おしゃれな服裝ができなかったりする。
デートが下手な中國人男性
上海でパーティなどのイベントを企畫している陳丹婷さんは、「男性がデートで気が利かなかったり、おしゃれな服裝ができなかったりするというのは、家庭教育と関係がある。私たちの世代は、両親から成績さえ良ければそれでいいと言われていた。加えて學生時代は戀愛を禁止されていた。そのため、デートでも、中國の男性は外國の男性よりテクニックの面で劣る」と指摘する。
自信がない
上海でスタジオを開いている史秀雄さんは、獨身者を対象に、デートや戀愛時のテクニックについて相談に応じている。相談者の割合は7対3。女性が7割だ。
男性のほうが少ないことについて史さんは、「中國の男性は全體的に自信がない。教育方法や伝統文化と大きな関係がある」と指摘する。
女性のほうが積極的
流行の最先端を走る上海では、獨身女性のほうが社交と感情面の能力育成という點で、男性より積極的だ。
杜氏は、「今の中國の女性は非常に積極的。新しい男性の友達も積極的に作り、お見合いにも反感を抱いていない」と分析している。
(人民網日本語版)
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