【新華社北京11月9日】11月6日にシンガポールを公式訪問するにあたり、習近平國家主席はシンガポール紙『海峽時報』や『聨合早報』に『過去を受け継ぎ未來へ繋げ、前人の事業を受け継ぎ、將來の発展に道を開く 中國とシンガポールの関係のすばらしい未來を共に切り開こう』と題する署名入の文章を発表した。文章の主な內容は以下の通り:
中國とシンガポールの國交樹立25年以來、両國は互いに助け合い、支え合い、互いを參考として、それぞれの國の発展を推進してきた。25年にわたり、中國とシンガポールの関係は飛躍的な発展を実現させた。中國はシンガポールの最大の貿易パートナーで、昨年には二國間貿易額が797億4000萬ドルに達し、これは國交樹立初期の28倍にあたる。シンガポールは中國の対外開放に最も早く參與した國の一つで、現在は中國最大の投資由來國で、重要な人民元オフショア取引センターになっている。蘇州工業園區や天津生態城(天津エコシティー)といった2つのビッグプロジェクトの成功裏の協力の後に継ぐ3番目の政府間の協力プロジェクトが、まもなくスタートする見通しだ。両國は金融、科學技術・環境保護、教育・文化、社會のガバナンス、法執行・安全といた分野における実務的協力を深く推進しており、その成果が実り多い。
今日、中國とシンガポールの関係は、新しい歴史的スタート地點に立っており、我點は前人の事業を受け継ぎ、將來の発展に道を開いて、 中國とシンガポールの関係のよりすばらしい明日を共に切り開いていかねばならない。この機會を借りて、私は中國とシンガポールの関係発展に対する3つの提案を分かち合いたい。
——我點はトップダウン デザイン設計(Top-Down Design)を引き続き着実に行わねばならない。戦略的計畫や上層部がリードする中國とシンガポールの関係の「伝家の寶物」を継承していくには、上層部の緊密な往來の勢いを維持し、政治的相互信頼を増強し、戦略的疎通を強化して、相互理解、相互尊重を堅持し、両國関係の政治的基盤を絶えず固めるべきだ。
——我點は実務的協力を深く開拓せねばならない。中國は経済発展の新常態(ニューノーマル)を積極的にリードしつつあり、「第13次五カ年」計畫の制定に急いでいる。シンガポールは現在「科學研究、イノベーションと企業」の五ヵ年計畫を定め、新ラウンドの経済発展を実施している。雙方は発展戦略のドッキングに力を入れ、共同の利益を拡大し、協力プロジェクトを着実に推進して、協力の新たな成長點を発掘し、実務的協力の質向上とアップグレードを推進するべきだ。
——我點は地域と國際事務における協力を緊密に行わねばならない。雙方は手を攜えて各項目の協力の提議を推進し、発展と協力に焦點をあて、地域一體化の推進者となり、アジアの平和的発展の促進者及び世界の人點の福祉への貢獻者になることが求められる。
私は上記の構想と建議について、シンガポールの指導者と深く意見交換を行い、中國とシンガポールの関係を一段上に推進することに期待する。中國側はシンガポール側とともに、先代の指導者が共同で築き上げ、丹念に育成してきた中國とシンガポールの友好的事業を受け継ぎ、発展させ、手を攜えて前進することを願っている。中國とシンガポールの友誼がシンガポールの街に植えられたモンキーポッドの樹と同じように生気に満ち溢れ、枝と葉が生い茂ることを希望する。
(新華網日本語)
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