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劇毒を持つ中國の植物、がん細胞の治療に転用可能か
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2015-07-03 07:49:44 | 人民網日本語版 | 編集: 呉寒氷

 

 このほど実施された研究によると、人を死に至らしめる毒を持つ中國本土の植物「ゲルセミウム・エレガンス」に含まれる化合物が、既存の薬品よりも効果的にがん細胞を殺す可能性があるという。香港メディアの記事を引用し、環球時報が伝えた。

 中國人研究者は雲南省で研究を行い、ゲルセミウム・エレガンスから9種の新たな化合物を発見した。ゲルセミウム・エレガンスは中國本土で毒性が最も高い植物だ。研究チームによると、そのうち2種類の化合物は微量でも白血病・肝臓がん・肺がん・乳がん・結腸がんのがん細胞を殺すことができる。

 この植物は中國の民間では長年に渡り、リウマチ、皮膚病、悪性腫瘍の治療に用いられていたが、毒が強いため、中國でも過去1000年間に渡り毒薬の主要成分として用いられていた。ゲルセミウム・エレガンスはヒトの脊髄の神経係を破壊する。中毒者は呼吸困難と激しい痛みに襲われる。ゲルセミウム・エレガンスは內臓を破壊し、痙攣、麻痺、さらには死に至らしめる。

 中國科學院の研究員である許又凱氏によると、政府が資金援助を拡大すれば、ゲルセミウム・エレガンスは安全かつ役立つ薬草になる可能性がある。ただしがんやその他の患者の治療に安全に用いる前に、數年間の動物実験と臨床試験が必要だという。

 

(人民網日本語版)

 

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