【新華社北京5月15日】日本が中國に遺棄した化學兵器の廃棄処理作業が遅れていると指摘した報道があることについて、外交部の華春瑩報道官は14日、中國側は日本側に関係責任と義務を切実に果たし、廃棄作業を更に加速させることを促していると表明した。華春瑩報道官は次のように語った。日本が遺棄した化學兵器は當時の日本軍國主義侵略者が中國侵略戦爭中に犯した重大な犯罪行為の一つだ。終戦して70年も経ったが、日本が遺棄した化學兵器は依然として中國の関連地域の人民の生命、財産と生態環境の安全に重大な脅威と危害をもたらしている。中國政府はいつも日本政府に対し『化學兵器禁止條約』と日本が中國に遺棄した化學兵器問題に関する両國政府の関係覚書に基づいてできるだけはやめに遺棄化學兵器を廃棄するよう求めている。
華報道官また、次のように話した。中日雙方が共に努力した結果、近年日本が中國に遺棄した化學兵器の廃棄処理作業は一定の進展を獲得し、中國側の協力の下で、日本側は中國各地で200回余りの発掘回収などの作業を施し、日本が中國に遺棄した化學兵器5萬発余りを安全に回収し、南京、石家莊、武漢と吉林省ハルバ嶺などの地域で3萬7825発(件)の化學兵器を発見し、安全に廃棄処理した。それでも、上述の進展は依然として雙方が定めた計畫より明らかに遅れており、これについて中國側は複數回にわたり日本側に関心と不満の意を表した。 華報道官は次のように強調した。『化學兵器禁止條約』と日本が中國に遺棄した化學兵器問題に関する両國政府の関係覚書によると、日本側は遺棄國として日本が遺棄した化學兵器の廃棄処理の責任を負い、そのために必要な資金、技術、専門家、設備及びそのほかの資源を全部提供すると決められている。中國側は協力を提供する。
「中國側は日本側に関係責任と義務を切実にと果たし、人とモノの投入を拡大し、人と中國の環境の安全を確保するという前提の下、廃棄作業を更に加速させ、日本が中國に遺棄した化學兵器によって中國の関連地域の人民の生命、財産と生態環境の安全にもたらされた脅威と危害を早めに取り除くように促している。」と華報道官は語った。 (翻訳・編集/薛天依)
(新華網日本語)
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