16日、中國・南アジア間國際複合一貫輸送の試運転列車の準備をするスタッフ。(重慶=新華社記者/唐奕)
【新華社重慶6月17日】中國重慶市から西蔵(シーザン)自治區を経由して南アジアに向かう國際複合一貫輸送の試運転列車が16日午前10時(日本時間同11時)、重慶団結村センター駅を出発した。これは中國西部と東南アジアを結ぶ「西部陸海新ルート」を通って南アジア諸國へ向かう初めての國際貨物列車で、重慶と南アジア諸國との貿易に新たなルートを切り開いた。
40フィートコンテナ10個を載せ、重慶を出発した列車は、西蔵自治區シガツェ市でコンテナをトラックに積み替え、吉隆口岸(通関地)から出國し、最終的にネパールのカトマンズに到著する。全行程は計4200キロ余りで、所要時間は12~14日間を見込んでおり、従來の海運ルートより20日間短縮する。