
11日、雲南省騰衝市で発見された「コリバス・シニイ」。(騰衝=新華社配信/畢爭)
【新華社昆明7月22日】中國雲南省騰衝(とうしょう)市の高黎貢山山系でこのほど、研究者が野生の「ヒマラヤコリバス(學名:Corybas himalaicus (King & Pantl.) Schltr.)」の群生地を発見した。実地調查でさらに同じコリバス屬の絶滅危懼植物「コリバス・シニイ(學名:Corybas sinii T・Tang et F・T・Wang)」の群生地も見つかった。
中國科學院昆明植物研究所の孫衛邦(そん・えいほう)研究員によると、今回発見されたヒマラヤコリバスは主に常緑広葉樹林下のコケ類や落葉層の上に2萬株以上、コリバス・シニイはヒマラヤコリバスと共にコケ類や枯れ木の上に700株以上が分佈しているとみられるという。
群生地はいずれも同市で初めての記録。高黎貢山南部ではこれまでに大理コリバス(學名:Corybas taliensis T・Tang)、ヒマラヤコリバス、コリバス・シニイという3種類のコリバス屬植物が発見されている。(記者/林碧鋒、岳冉冉)












