
14日、リトアニアの首都ビリニュスで荷降ろし作業中の「中國郵政號」。(ビリニュス=新華社配信)
【新華社ビリニュス4月16日】中國と歐州を結ぶ國際定期貨物列車「中歐班列」のうち、新疆ウイグル自治區を経由して重慶市と歐州を結ぶ「渝新歐」の「中國郵政號」が12日、リトアニアの首都ビリニュスに到着した。新型コロナウイルス感染症の予防・抑制期間に滯った國際郵便物を運ぶ新しいルートが開かれた。
中國の申知非(しん・ちひ)駐リトアニア大使は新華社の取材に対し、世界が協力する新型コロナと闘いの正念場に、「中國郵政號」は新たに、中國と歐州を結ぶ新しい供給路線となる確実で効率的な物流ルートを切り開いたと言えると評価。これは中國・リトアニア実務協力の実質的な進展と重大な成果で、両國の実務的な協力と友好的な関係を固める共通利益の絆の一つとなると述べた。
3日に重慶市を出発した初の中歐班列の特別郵便物列車は北京市や広東省、湖南省、重慶市からの國際郵便物コンテナ42個と、リトアニア政府の求めに応じて提供する救援物資積載コンテナ2個、合計44個のコンテナを運んだ。リトアニアに到着後、コンテナ42個分の國際郵便物はスペインやデンマーク、スイス、フランスなど歐州の36カ國に配達される。
「渝新歐」は今後、重慶発リトアニア行きの特別郵便物列車7本を運行する計畫。郵便物集荷実情を踏まえ、毎週1~2本の頻度で運行される。












