
27日、パキスタン南部カラチにあるアガ・ハン大學病院の&&り口で、仕事をする警備員。(カラチ=新華社配信/Str提供)
【新華社ジュネーブ2月29日】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は27日、中國以外の新型コロナウイルスによる肺炎の新規感染者數が中國國內の人數を上回ったことを受け、世界は新型ウイルスの感染拡大を阻止できるかの「岐路」に立たされていると述べた。
テドロス氏は定例會見で、「われわれは岐路に立たされている」「この2日間、中國以外で報告された新型コロナウイルスの新規感染者數が、中國國內の人數を上回っている」と述べた。

27日、韓國・ソウルのスーパーマーケットで、マスクを買うために行列をつくる人點。(ソウル=新華社配信/Newsis提供)
また、「さらにこの24時間に、ブラジルとジョージア、ギリシャ、北マケドニア、ノルウェー、パキスタン、ルーマニアの7カ國で、初めて感染者が報告された」と話した。
テドロス氏は、「岐路」という言葉を使うことで、正負の両面を明確に示したかったと説明。正の面は「中國のような封じ込め措置を取れば、実際に感染者數が減少し、最終的には封じ込められる」ことを示し、負の面は、イランやイタリア、韓國を中心とする中國以外の國點での感染者數増加を示すという。
26日、イタリア・ミラノで、マスクをした女性。(ミラノ=新華社配信)
その上で、「両面を合わせると、新型肺炎の流行が、われわれの対応次第でどう転んでもおかしくないというとても微妙な狀況にあることを示している」と警鐘を鳴らした。
最後に、「積極的な早期対応を取れば新型肺炎が定着する前に感染拡大を防ぐことができる」と述べ、全ての國點に対し改めて積極的な早期対応を呼び掛けた。
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