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皇帝に関わる建造物か 青島で秦漢時代の排水遺構が出土
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2019-12-24 21:48:53 | 新華社 | 編集: 張一

(文化)(1)山東瑯琊&考古發掘出秦漢時期排水系統

21日、瑯琊&遺跡の発掘現場。(青島=新華社記者/李紫恒) 

【新華社青島12月24日】中國山東省青島市の瑯琊&遺跡の考古発掘調查でこのほど、新たな進展がみられ、遺跡の山頂部分から2千年以上前の秦漢時代の大型版築(はんちく)土&や排水遺構、建物基礎が見つかった。広大な規模と緻密な建設技術は、同地に當時、格式の高い大型古代建築が存在していたことを示唆している。

山東省文物考古研究院と青島市文物保護考古研究所の合同調查チームは10月末、國家文物局の許可を得て、瑯琊&遺跡の発掘調查を正式に開始した。

遺跡は西海岸新區瑯琊鎮にあり、山頂部分の版築土&(大&)と海辺の版築土&(小&)の2カ所からなる。発掘調查は秦漢時代の瑯琊文化の解明を主眼に実施された。頂上部の第1発掘地點では、3本の整った陶製配管が整然と並ぶ様子が見て取れた。配管は太く厚みがあり、両端の口徑を変えることで連結できるようになっている。現代の排水管によく似ている。

合同調查チームの彭峪(ほう・よく)さんは、これまでに出土した配管の長さは約12メートルで、1本は二十數個の連結パーツからなると説明。各パーツの長さは約60センチと比較的大きく、口の広い方の口徑は約45センチあると語った。また、古代建築の排水管は1本が主流だとし「2本も多くない。3本が整然と並ぶケースはきわめて少ない」と述べた。

第1発掘地點からそれほど遠くない場所にある第2発掘地點では、秦漢時代の石造りの床に開けられた排水口が見つかった。くぼみを作るように敷かれた六つの大小異なる石の中心部の石に四角形の小さな穴が開けられている。穴の形狀と精密な作りから室內排水用だと暫定的に判斷された。

秦漢時代の政治の中心は陝西省一帯であり、瑯琊&は山東地域でも數少ない同時代の皇帝巡幸に関わる遺跡とされる。文獻には秦の始皇帝や漢の皇帝が瑯琊&に巡幸したと記されており、今回の発掘調查を見ても、この場所にかつて皇帝と直接関わりのある格式の高い皇室建造物が存在していた可能性は排除できない。

果たしてどのような皇室建造物だったのか。考古學界の見解は現時點で一致していない。ある者はきらびやかな行宮だったといい、ある者は始皇帝が建てた祭祀&だったと推測する。瑯琊&の発掘調查がさらに進展すれば、始皇帝が何故同地を3度も巡幸したかという千年の歴史の謎も明らかにされるかもしれない。(記者/李紫恒)

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新華網日本語

皇帝に関わる建造物か 青島で秦漢時代の排水遺構が出土

新華網日本語 2019-12-24 21:48:53

(文化)(1)山東瑯琊&考古發掘出秦漢時期排水系統

21日、瑯琊&遺跡の発掘現場。(青島=新華社記者/李紫恒) 

【新華社青島12月24日】中國山東省青島市の瑯琊&遺跡の考古発掘調查でこのほど、新たな進展がみられ、遺跡の山頂部分から2千年以上前の秦漢時代の大型版築(はんちく)土&や排水遺構、建物基礎が見つかった。広大な規模と緻密な建設技術は、同地に當時、格式の高い大型古代建築が存在していたことを示唆している。

山東省文物考古研究院と青島市文物保護考古研究所の合同調查チームは10月末、國家文物局の許可を得て、瑯琊&遺跡の発掘調查を正式に開始した。

遺跡は西海岸新區瑯琊鎮にあり、山頂部分の版築土&(大&)と海辺の版築土&(小&)の2カ所からなる。発掘調查は秦漢時代の瑯琊文化の解明を主眼に実施された。頂上部の第1発掘地點では、3本の整った陶製配管が整然と並ぶ様子が見て取れた。配管は太く厚みがあり、両端の口徑を変えることで連結できるようになっている。現代の排水管によく似ている。

合同調查チームの彭峪(ほう・よく)さんは、これまでに出土した配管の長さは約12メートルで、1本は二十數個の連結パーツからなると説明。各パーツの長さは約60センチと比較的大きく、口の広い方の口徑は約45センチあると語った。また、古代建築の排水管は1本が主流だとし「2本も多くない。3本が整然と並ぶケースはきわめて少ない」と述べた。

第1発掘地點からそれほど遠くない場所にある第2発掘地點では、秦漢時代の石造りの床に開けられた排水口が見つかった。くぼみを作るように敷かれた六つの大小異なる石の中心部の石に四角形の小さな穴が開けられている。穴の形狀と精密な作りから室內排水用だと暫定的に判斷された。

秦漢時代の政治の中心は陝西省一帯であり、瑯琊&は山東地域でも數少ない同時代の皇帝巡幸に関わる遺跡とされる。文獻には秦の始皇帝や漢の皇帝が瑯琊&に巡幸したと記されており、今回の発掘調查を見ても、この場所にかつて皇帝と直接関わりのある格式の高い皇室建造物が存在していた可能性は排除できない。

果たしてどのような皇室建造物だったのか。考古學界の見解は現時點で一致していない。ある者はきらびやかな行宮だったといい、ある者は始皇帝が建てた祭祀&だったと推測する。瑯琊&の発掘調查がさらに進展すれば、始皇帝が何故同地を3度も巡幸したかという千年の歴史の謎も明らかにされるかもしれない。(記者/李紫恒)

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