
1日、物資をつり下げて中山基地に輸送するヘリコプター。(雪竜號=新華社記者/劉詩平)
【新華社雪竜2號12月3日】中國の極地調查砕氷船「雪竜號」と「雪竜2號」が1日、南極中山基地の定着氷の外縁に約500メートルの距離を置いてそれぞれ接岸した。2隻はここ數日、南極での氷上荷降ろしに共同で取り組んでいる。
「雪竜號」から荷降ろしが予定されていた1450トンの物資うち、北京時間同日午前8時時點で1253・9トン(ヘリコプターでのつり下げによる輸送は466・4トン、雪上車による輸送は787・5トン)が中山基地と內陸出発基地に運ばれた。
中山基地と內陸出発基地に向けた物資の輸送は、中國南極科學観測の重要な一環である。年間を通じた中山基地への物資の供給、內陸科學観測設備、基地建設物資などは全て「雪竜號」の年に一度の輸送に頼っている。
今回の第36次南極科學観測は中國が初めて「雙竜」で実施する極地探查。「雪竜號」は強い積載能力を備え、南極への物資は主に同船が運ぶ。南極初航行の「雪竜2號」は砕氷能力が高く、中山基地にできる限り近づくための航路の砕氷を11月23日に完了し「雪竜號」のために約14カイリに及ぶ「氷上の航路」を開拓した。












