
18日、北京で開かれた中日醫學交流フォーラム。(北京=新華社配信/中日友好醫院提供)
【新華社北京10月19日】中國北京市の中日友好醫院で18日、中日醫學交流フォーラムが開かれた。両國の専門家や関係者が醫學の発展について話し合い、今後のさらなる協力への期待を示した。
フォーラムでは冒頭、中國國家衛生健康委員會國際合作司の聶建剛(じょう・けんごう)副司長、中日友好醫院の孫陽(そん・よう)院長、日本の橫井裕駐中國大使、金沢醫科大學の高島茂樹理事長があいさつした。
中日友好醫院の周軍(しゅう・ぐん)黨委書記・副院長は、同醫院の地域醫療連合體建設や遠隔醫療の活用、中國の醫學分野での第5世代移動通信システム(5G)や人工知能(AI)技術の導入・発展狀況について紹介した。富山大學の齋藤滋學長は、漢方薬の認知症対策や更年期障害緩和、未病の治療・抑制での有効性を紹介。高齢者疾患の対策研究や未病・予防先制醫療研究、資源開発研究で両國のさらなる連攜を提案した。日本醫師會の橫倉義武會長は、日本の醫療や日中の醫學協力について紹介し、醫師會の人材育成や交流強化に向けた取り組みを述べた。
フォーラムではメインフォームの他、一般外科や産婦人科、口腔、リハビリ、介護に関するサブフォームも行われ、両國の醫學分野から千人余りが參加した。
主催者である中日友好醫院は今年、開院35周年を迎えた。同醫院は1984年に日本政府の協力の下で運営を開始し、中日醫療協力の拠點として重要な役割を果たしている。(記者/葛培媛、胡暁格)












