【新華社モナコ3月24日】中國の習近平(しゅう・きんぺい)國家主席のモナコ公國公式訪問に先立ち、モナコ公國元首のアルベール2世公はこのほど、宮殿で新華社の単獨インタビューに応じ、習近平主席のモナコ訪問は非常に重要であるとし、両國関係が健全な発展を続けることに期待を示した。
アルベール2世公は「昨年9月に中國を公式訪問した際、習近平主席に訪問を要請した。習近平主席の訪問は私にとって光栄この上ない」と語った。中國とモナコは1995年に國交を樹立した。両國は文化や環境保護、経済・貿易などの分野で良好な協力を保っている。
2005年に即位したアルベール2世公は、長きにわたりモナコ・中國関係の発展に力を注いできた。「習近平主席とは何度も非常に率直で熱意のある対話を行ってきた。中國の指導者は大國も小國も一律に平等であるとの姿勢を堅持しており、非常に感動した。これは中國がオープンな姿勢と最大の意欲で各國と対話、特に小國との関係を続けられるということを示しており、このような素晴らしい政治的意志は敬服に値する」と述べた。
アルベール2世公は習近平主席が提起した人類運命共同體構築の理念に非常に賛同している。人類運命共同體の理念を國際社會全體に広めることは一つの革新であり、すべての國が対話を保つべきであることを意味すると述べ、中國や國際社會にとって「非常に前向きで先見卓識だ」と語った。
アルベール2世公はこれまで10回の訪中歴を持つ。中國の急速な発展成果からは経済規模だけでなく、環境配慮型成長の実踐に対する決意と意志、特に気候変動などの取り組みに深い印象を受けたという。「『生物多様性條約』第15回締約國會議が2020年に中國で行われるが、中國が國際舞&で役割を発揮する重要な目印となる」と語る。
ウインタースポーツのプロプレーヤーでもあるアルベール2世公は、ボブスレーのモナコ代表として5回の冬季五輪に參加している。現在は國際オリンピック委員會(IOC)の持続可能性とレガシー委員會委員長とモナコ五輪委員會會長を務める。2008年には北京五輪開會式に出席しており、2022年の北京冬季五輪にも大きな期待を寄せる。
「北京が冬季五輪を開催することは非常に素晴らしい。オリンピック史上初の夏季開催都市による冬季大會の開催となる。中國が冬季スポーツを発展させる意志を十分に証明するものだ。スポーツを通じて國際社會全體に重要な平和のシグナルを発信し、五輪精神を発揚してほしい」と語った。
今回の習近平主席の訪問についてアルベール2世公は、モナコと中國の経済や文化、スポーツ、環境保護などの分野の協力が強化されることを期待すると表明。両國関係が健全な発展を続けることへの期待と、雙方の協力がさらに深まることへの自信を示した。
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