
中國の李克強(り・こくきょう)國務院総理(右)は現地時間15日午前、オランダ・ハーグにあるオランダ首相官邸で同國のルッテ首相と會談した。會談前、ルッテ首相はハーグのビネンホフ(國會議事堂)の広場で李克強総理を迎える盛大な歓迎式を行った。(ハーグ=新華社記者/李濤)
【新華社ハーグ10月16日】中國の李克強(り・こくきょう)國務院総理は現地時間15日午前、オランダ・ハーグにあるオランダ首相官邸で同國のルッテ首相と會談した。
李克強総理は次のように表明した。複雑な國際情勢と不確実性が増す現在において、中國はオランダと共に、より開かれた実務協力を通じて、多國間主義と自由貿易を共同で擁護することを望んでいる。中國とオランダ、中國と歐州が、ルールに基づく國際秩序を擁護し、貿易と投資の自由化や円滑化の促進に盡力しているという前向きなシグナルを外部に発信していきたい。
李克強総理はさらに次のように指摘した。中國は世界貿易機関(WTO)の改革でオランダとの意思疎通と協調を強化していきたい。中國はパリ協定を斷固擁護し、約束の履行に向け困難を乗り越えて努力を続けていく。中國はオランダの高齢化対策を手本とし、都市化や高齢者介護、クリーンエネルギー技術などで協力メカニズムを構築していきたい。
ルッテ首相は次のように述べた。オランダは対中関係を重視している。中國と政治的相互信頼を固め、実務協力を深化させることで、気候変動などの世界的な問題を共に対処していきたいと考える。また、國連や20カ國・地域グループ(G20)などの多角化のメカニズムでの意志疎通と協調を緊密にし、ルールに基づく多國間主義と自由貿易體制を共に擁護していきたい。
両氏は會談後、経済貿易や金融、エネルギー、農業などの分野に関わる複數の協力文書の調印に立ち會った。
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