【新華社國連9月29日】中國の王毅(おう・き)國務委員兼外交部長は27日、米ニューヨークで新興5カ國(BRICS)外相會合に出席した。
王毅氏は、2カ月前にヨハネスブルグで成功裏に開催されたBRICS首脳會議に觸れ、各國の団結と協力、共同発展に対する決意が示めされたと指摘。BRICSの役割や主張、プランは現在、國際社會でさらに幅広い注目と賛同を得ているとの考えを示し、BRICS協力の歩んだ道が正しかったことが証明されたと述べた。
王毅氏は次の段階としてBRICSが協力すべき4つの方向性を示した。①多國間主義を引き続き確固として擁護する。國連を中心とした現在の國際體制を守り、相互尊重と公平公正、協力とウィンウィンによる新型國際関係を構築する②焦點とされる問題で対話による解決を促す。世界の重要問題に対し一致した主張を行う③共同発展に引き続き力を入れ、課題の解決に団結して臨み、BRICSを含む新興市場國の発展における正當な権利を守る④実務協力を引き続き強化し、各國指導者により確認されたBRICS新産業革命パートナーシップ構築の共通認識を実行に移し、早急に協力を開始する。早期の成果獲得に努め、引き続き「BRICS+」協力モデルを展開、世界的な影響力を持つ協力プラットフォームを構築する。
各國外相は、ヨハネスブルグ會議でBRICS指導者が達成した共通認識の実行に努めることを確認。戦略的意思疎通を一層強化し、実務協力を深め、人的・文化的交流を密接にすることで、相互利益とウィンウィンを実現し、國連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を実行していくことで合意した。また、BRICS各國が20カ國・地域(G20)や世界貿易機関(WTO)など多國間の枠組みで協力を強化し、多國間主義の堅持や國際法と國際ルールの擁護、一國主義と保護主義への反対を通じ、グローバル化をよりバランスの取れた公正で包摂的な方向に発展させていくことでも合意した。
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