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量から質へ、転換進む中國の文化財·蕓術品市場
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2018-08-15 22:14:06 | 新華社 | 編集: 張一

  【新華社上海8月15日】中國上海でこのほど、第3回「上海対話ー蕓術は未來を開く」サミットフォーラムが開催された。巨大な消費の潛在力、インターネットの急激な発展、國內外市場のニーズなどにより、中國の文化財・蕓術品市場には新たな発展の流れが見られる。

  中國オークション業協會が発表した「2017中國文化財・蕓術品オークション市場統計年報」によると、2017年の中國文化財出品數は49萬7164件(セット)で、成約數は24萬909件(セット)、成約率は48・46%、成約額は310億5200萬元(1元=約16円)となり、2016年の293億6600萬元から5・74%増加した。同協會の黃小堅會長は、「改革開放の成果として、中國の文化財・蕓術品市場は30年近い発展を経て、すでに一定の規模を備えており、市場シェアは國際的に上位に位置している」と述べている。

  「量の減少と品質の向上」は依然として當面のオークション市場の重要な発展方向である。2017年の落札品の平均価格は3年連続で上昇しており、2016年に比べて1件(セット)當たり1萬3700元上昇の12萬8900元となっている。古書畫や古書籍・碑帖(碑など金石文の書蹟から採った拓本)を除いた、他のカテゴリーの平均価格も軒並み上昇した。

  中國では現在、蕓術品を貨物として輸入する際に2種類の稅金を納める必要がある。輸入関稅と輸入段階における付加価値稅である。國務院は今年7月、正式に蕓術品を含む消費財の輸入関稅を引き下げ、一部蕓術品の輸入関稅については3%の暫定稅率を1%に引き下げた。蕓術品関連関稅の引き下げはこの6年で3度目となる。

  中國文物(文化財)保護基金會の勵小捷理事長によると、各方面の長年にわたる共同の努力により、現在稅率が17%に定められている文化財・蕓術品輸入段階の付加価値稅の減免が、「すでに付加価値稅管理條例改正の段階に入っている」との見方を示した。同措置が実施されると、海外に流出した中國文化財・蕓術品の再流入には、一種の強心薬注入となり、海外コレクターの中國での取引コストを引き下げ、中國文化財・蕓術品市場の繁栄を促進することになるという。

  上海自由貿易區における、稅関の「貨物が自由貿易區に入った後で稅関に申告する(事後申告)」などの政策は蕓術品の&&境作業の効率を大いに向上させた。同時に、この手続きは間もなく建設完了し運営を始める上海國際蕓術品保稅サービスセンターで全て行うことができ、多くの國外での重要な展示會や、取引機関の展示品あるいは取引品は同施設の中で保管し、さらに充実した蕓術産業サービスを受けることができる。

  「海外からの蕓術品は上海國際蕓術品保稅サービスセンター內では、暫時輸入段階の関稅と付加価値稅の徴収が免除される」と、上海自由貿易區國際文化投資発展有限公司の胡環中董事長は説明し、「同時にここは現在では世界最大で、科學技術が最も多く組み込まれた蕓術品総合保管・サービス施設でもある」とも付け加えた。

  今回の「上海対話ー蕓術は未來を開く」サミットフォーラムはまた「蕓術品および貴重品保存・安全警備技術規範の制定」に関する活動を立ち上げた。中國文化産業の規範化の牽引と技術規範の面で新たな章の幕開けを後押ししていく。

  上海自由貿易區保稅エリアは、2017年末にはすでに、中國の便利で効率的な蕓術品&&境ルートとなっており、&&庫貨物額は累計で300億元を超えている。同自由貿易區はここ數年、文化産業の対外開放を拡大し続けており、貿易円滑化のプロセスを通じて、多くの海外の優秀な蕓術展や関連イベントを誘致しているだけでなく、中國の影響力のある文化製品の海外進出を推し進めてもいる。

 

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量から質へ、転換進む中國の文化財·蕓術品市場

新華網日本語 2018-08-15 22:14:06

  【新華社上海8月15日】中國上海でこのほど、第3回「上海対話ー蕓術は未來を開く」サミットフォーラムが開催された。巨大な消費の潛在力、インターネットの急激な発展、國內外市場のニーズなどにより、中國の文化財・蕓術品市場には新たな発展の流れが見られる。

  中國オークション業協會が発表した「2017中國文化財・蕓術品オークション市場統計年報」によると、2017年の中國文化財出品數は49萬7164件(セット)で、成約數は24萬909件(セット)、成約率は48・46%、成約額は310億5200萬元(1元=約16円)となり、2016年の293億6600萬元から5・74%増加した。同協會の黃小堅會長は、「改革開放の成果として、中國の文化財・蕓術品市場は30年近い発展を経て、すでに一定の規模を備えており、市場シェアは國際的に上位に位置している」と述べている。

  「量の減少と品質の向上」は依然として當面のオークション市場の重要な発展方向である。2017年の落札品の平均価格は3年連続で上昇しており、2016年に比べて1件(セット)當たり1萬3700元上昇の12萬8900元となっている。古書畫や古書籍・碑帖(碑など金石文の書蹟から採った拓本)を除いた、他のカテゴリーの平均価格も軒並み上昇した。

  中國では現在、蕓術品を貨物として輸入する際に2種類の稅金を納める必要がある。輸入関稅と輸入段階における付加価値稅である。國務院は今年7月、正式に蕓術品を含む消費財の輸入関稅を引き下げ、一部蕓術品の輸入関稅については3%の暫定稅率を1%に引き下げた。蕓術品関連関稅の引き下げはこの6年で3度目となる。

  中國文物(文化財)保護基金會の勵小捷理事長によると、各方面の長年にわたる共同の努力により、現在稅率が17%に定められている文化財・蕓術品輸入段階の付加価値稅の減免が、「すでに付加価値稅管理條例改正の段階に入っている」との見方を示した。同措置が実施されると、海外に流出した中國文化財・蕓術品の再流入には、一種の強心薬注入となり、海外コレクターの中國での取引コストを引き下げ、中國文化財・蕓術品市場の繁栄を促進することになるという。

  上海自由貿易區における、稅関の「貨物が自由貿易區に入った後で稅関に申告する(事後申告)」などの政策は蕓術品の&&境作業の効率を大いに向上させた。同時に、この手続きは間もなく建設完了し運営を始める上海國際蕓術品保稅サービスセンターで全て行うことができ、多くの國外での重要な展示會や、取引機関の展示品あるいは取引品は同施設の中で保管し、さらに充実した蕓術産業サービスを受けることができる。

  「海外からの蕓術品は上海國際蕓術品保稅サービスセンター內では、暫時輸入段階の関稅と付加価値稅の徴収が免除される」と、上海自由貿易區國際文化投資発展有限公司の胡環中董事長は説明し、「同時にここは現在では世界最大で、科學技術が最も多く組み込まれた蕓術品総合保管・サービス施設でもある」とも付け加えた。

  今回の「上海対話ー蕓術は未來を開く」サミットフォーラムはまた「蕓術品および貴重品保存・安全警備技術規範の制定」に関する活動を立ち上げた。中國文化産業の規範化の牽引と技術規範の面で新たな章の幕開けを後押ししていく。

  上海自由貿易區保稅エリアは、2017年末にはすでに、中國の便利で効率的な蕓術品&&境ルートとなっており、&&庫貨物額は累計で300億元を超えている。同自由貿易區はここ數年、文化産業の対外開放を拡大し続けており、貿易円滑化のプロセスを通じて、多くの海外の優秀な蕓術展や関連イベントを誘致しているだけでなく、中國の影響力のある文化製品の海外進出を推し進めてもいる。

 

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