【新華社北京7月3日】アジアインフラ投資銀行(AIIB)の金立群総裁はこのほど北京で、AIIBは「一帯一路」構想を積極的に支持し、発足してから2年半の間に、53億ドル(1ドル=約111円)以上の投資を批准したと明らかにした。
金氏の紹介によると、現在、AIIBのメンバーは創設時の57カ國から世界各大陸に及ぶ87加盟國・地域にまで増え、プロジェクト投資は急速に増え続け、批准された投資がすでに53億ドルを超え、さまざまな公共・民間資本300億ドル余りのインフラ投資まで帯同したという。國際格付大手3社は続點とAIIBに最上位のAAAを付與し、バーゼル銀行監督委員會(BCBS)は「ゼロ%リスク・ウェイト」の承認を與えた。
金氏は、AIIBと「一帯一路」はともに中國を源としているが、世界に帰屬していると述べ、「これらはすべて開放・包容的な協力の枠組みであり、グローバル化が更に深まる中で、中國が國際社會に共同でグローバル化の試練に対応すると提唱した建設的な取り組みだ」と語った。
國際機関は、「一帯一路」建設に重要な役割を果たすことができ、ルールシステム、プロジェクト融資、能力養成、環境・社會政策、債務の持続可能性、紛爭解決などの面で、「一帯一路」に參加する各関係方面の協力に対し、よりよいサポートと保障を提供できると同氏は述べ、AIIBは積極的に「一帯一路」構想を支持しており、これまでのすべての投資プロジェクトは、共に「一帯一路」沿線國・地域にあると強調した。
金氏によると、AIIBは昨年5月、世界銀行など6つの多國間開発金融機構とともに、中國政府と「『一帯一路』構想下の関連分野協力強化に関する了解覚書」を締結し、現在、中國財政部、世界銀行、歐州復興開発銀行(EBRD)などと國際開発銀行融資協力センターの関連事案を実施に移しており、「一帯一路」沿線諸國の情報交換、プロジェクトマッチング、能力養成などに関する同センターの取り組みを急速に進めているという。AIIBは同センターにオフィススペースなどで利便性を提供している。
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