【新華社上海6月26日】中國上海市にある上海交通大學でこのほど、日本研究センターが開所し、中日平和友好條約締結40周年記念の國際シンポジウムが開かれた。同センターは、中國で最高レベルかつ世界にも通用する総合的な日本研究の場と政策シンクタンクの構築を目指す。
シンポジウムには中日両國から賓客約100人、各界著名人200人以上が出席し「新時代を背景にした中日関係の新たな枠組み」などのテーマを巡り両國の現狀や國際情勢を議論した。
上海交通大學共産黨委員會の姜斯憲書記は、センターの開所を契機に同校では、中日両國の相互理解の深化とウィンウィンの提攜実現への努力を促し、人類運命共同體の構築を推進するためにより一層貢獻していくと表明した。
中華日本學會の高洪常務副會長は、開所に祝意を表した上で、同校は日本研究と中日関係研究の分野で優れた伝統を持っており、同センターがその伝統を引き継ぐための新たな推進力になるようと期待した。
在上海日本國総領事館の片山和之総領事は、センターの開所と記念シンポジウムの成功に心からの祝意を表した。
センター主任で法學部教授の季衛東氏は、「上海流日本研究」を深めることで、同校がかねて培ってきた伝統を受け継ぎ、経済貿易や政治、法律に関する対話の枠組みをさらに強化していく考えを示した。
上海交通大學日本研究センターは、同校がこれまで蓄積した日本研究や中日関係研究の成果を基礎とし、東アジアさらには世界の変化と発展の現狀を結び付け、最高レベルの総合的、學際的、國際的な日本研究シンクタンク作りに力を注いでいく。
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