
展覧會「都市の姿-営造學社のレンズを通した広漢」で展示される、1941年に中國営造學社が撮影した広漢市の西城門。(新華社配信/成都博物館提供)
【新華社成都6月5日】中國四川省の成都博物館は9日から、著名建築家の梁思成氏らが殘した同省徳陽市南西部の古城広漢市の古い寫真560點を展示する展覧會「都市の姿-営造學社のレンズを通した広漢」を開く。これらの寫真の中の広漢の姿を通して、昔の中國の都市を垣間見ることができる。
1930年に設立された中國営造學社は、古い建築物の保護・研究を目的とした民間學術団體で、梁思成氏や劉惇楨氏など著名な學者が集まっていた。
1941年に、広漢出身の戴季陶氏が県誌の改訂を提案し、営造學社に參加を求めた。営造學社は長く広漢に滯在し、一通りの建物を寫真に収め、詳細な測量や製図も行ったが、これらの寫真は結局発表されず、その存在も次第に忘れられていった。だが數年前、中國中央テレビ(CCTV)の胡勁草ディレクターがドキュメンタリー番組「梁思成 林徽因」撮影のために、清華大學建築學院資料室で資料を調べていた際、偶然これらの白黒寫真を発見した。(記者/童芳)












