
【新華社天津5月18日】中國のアリババグループの馬雲(ジャック・マー)董事局主席(會長)は「世界の未來を決めるのは技術ではなく、技術の背後に存在する人、技術の背後にある理想や夢、価値體系だ」と語った。
馬氏は、中國天津市で16日に開幕した第2回世界インテリジェンス會議で、機械は永遠に人間には勝てないことに対して、人類は十分に自信を持つべきだとし「人類はより良い生活やより良い世界を永遠に追い求め、平和・エコ・持続可能な発展を永遠に追い求めるが、ロボットにはそれができない」と語った。
スマート時代の到來に伴い、機械は人の代わりになるのか、人工知能(AI)の発展は人びとの雇用を奪うのかという點について「新しい技術が出現するたびに人類はうろたえてきたが、科學の進歩や技術革命はその都度、より多くの雇用を生み、人類の生活をより良くしてきた」と強調した。 馬氏は、スマート時代の到來に直面し、人類がやるべき唯一のことは、自分を変え、思想を解き放ち、技術を身につけるとともに、子どもへの教育スタイルを変えることだとの考えを示した。
人類は今後、賢さや記憶スピード、暗記、計算スピードにおいてロボットに全く勝てなくなるとした上で「われわれは子どもへの教育について考え直さなければならない。大學教育だけを過度に重視せず、幼稚園や小學校、中學校の教育に関心を寄せるべきだ」と述べ、創造力やイノベーション力を備え、子供たちに物事をやり遂げる力や責任感、家族や國への思い、グローバルな視點といった機械にない能力を持たせる教育が必要だと語った。
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