【新華社北京5月16日】中國の電子商取引(EC)業界大手の唯品會(Vipshop)がこのほど、未監查の2018年第1四半期(1-3月)決算を発表し、22四半期連続で利益を上げていることを明らかにした。第1四半期の営業収入は前年同期比24・6%増の199億元(1元=約17円)、為替変動や一時的コストを除外した會計基準Non-GAAPで計算した株主帰屬の當期純利益は7億2770萬元に達した。中國証券網が伝えた。
唯品會の第1四半期の注文件數は前年同期から25%伸びて9020萬件に達し、一人當たりの消費は同比25%伸び、一人當たりの注文件數も同比25%伸びた。リピーター率は前年同期の77%を上回る86%で、リピーターによる注文が96%を佔めた。第1四半期末の超VIP會員數は2017年第4四半期から54%増えた。
消費者層を見ると、90後(1990年代生まれ)の消費力が引き続き際立っている。90後は2017年中頃から、唯品會ユーザーのうち最大の比率を佔める消費者群になっており、2018年第1四半期末までに全體の約40%に達し、新規ユーザーの約半分を佔めている。90後が年齢を重ね、社會的役割が多様化するのに伴い、客単価でも一人當たりの注文件數でも、全體との格差はますます縮小し、消費の主力になる傾向はさらに明らかになっている。
同社は、微信(WeChat)のソーシャル・ネットワーキングの屬性を借りて、巨大な潛在的ユーザーを獲得するとともに、ECを通じてこれを具體化する方針だ。今後の経営では、資源を微信により多く投入し、ソーシャルECという新たな戦略を試みる。
市場で話題のユニコーン(評価額10億ドル以上の非上場のベンチャー企業)A株上場問題について、唯品會は、中國預託証券(CDR)の進捗に細心の注意を払っており、機が熟せば試してみることを検討したいと表明している。
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