【新華社北京3月23日】中國科學院の白春禮院長はこのほど、新華社の単獨インタビューに応じ、中國は近年、國際的影響力のある科學技術の開発成果を生み出してきたが、2018年にも新たな成果が誕生する見込みであることを明らかにした。
凝縮係物理學研究では、中國の科學者と日本の東京大學の研究グループが初めてトポロジカル超伝導體の表面にマヨラナ粒子を発見した。この成果はトポロジカル量子コンピュータ分野で重要な意義を持つ。
ハイテク製品の研究開発では、中科院は近く、獨自の知的財産権を持つマイクロプロセッサ「MaPU代數プロセッサ」を発表する予定だ。白氏は「世界的にもトップレベルにあるMaPUシリーズプロセッサは今後、世界のコンピュータや通信分野、巨大な家電製品市場で大いに異彩を放つだろう」と述べた。
醫療分野では、中國の科學者は現在、アルツハイマー病治療の新薬を研究開発している。白氏は「この新薬が開発できれば、世界的影響力を持つ中國獨自の抗認知症特化新薬となり、10年以上続くアルツハイマー研究分野の空白が埋まるだろう」と述べた。
農業科學技術では、國內の食糧安全と戦略的新興産業発展という大きなニーズに対し、水稲、小麥、大豆、コイなどの品種の栽培・飼育分野で重要なブレイクスルーが可能となる見込みで、新たなグリーン革命が始まることが期待されている。
白氏はさらに「マリアナ海溝1萬メートル級有人潛水艇や幹細胞再生醫學、先進原子力エネルギー、生態環境保護などの分野でも重大な成果が誕生する見込みだ」と期待を示した。
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