【新華社北京10月18日】10月18日、中國共産黨第19回全國代表大會(第19回黨大會)は北京の人民大會堂で開幕した。習近平総書記は大會に報告を行ったときに、新たな発展理念を貫き、現代化経済體系を構築すると強調した。
習近平総書記は、いささかも揺るぐことなく発展を黨の執政・興國の第一の重要任務とし、あくまでも社會的生産力を解放し発展させ、社會主義市場経済の改革方向を堅持し、経済の持続的で健全な発展を推し進めていかなければならないと指摘した。
習近平総書記は次のように述べた。わが國の経済は、すでに高速成長の段階から質の高い発展を目指す段階へと切り替わっており、発展パターンの転換、経済構造の最適化、成長の原動力の転換の難関攻略期にある。現代化経済體系の構築はこの難関を乗り越える上での差し迫った要請であり、わが國の発展の戦略的目標でもある。「品質第一、効率優先」の方針を堅持し、供給側構造改革を主軸として、経済発展の質・効率・原動力の変革を促し、全要素生産性を高め、実體経済・科學技術革新・現代金融・人的資源の協同発展に向けた産業體系の整備加速に力を入れ、市場メカニズムが効果的に機能し、ミクロ経済主體の活力が引き出され、マクロコントロールが適度に行われる経済體制の構築に力を入れ、わが國経済の革新力と競爭力を不斷に高めていかなければならない。
供給側構造改革を深化させる。現代化経済體系を建設するためには、経済発展の重點を実體経済に置き、供給體系の質的向上に主力を傾け、わが國経済の質的優位性を著しく高めなければならない。
革新型國家の建設を加速する。世界の科學技術の最先端に照準を合わせ、基礎研究を強化し、展望性のある基礎研究と先導的なオリジナル成果での重大なブレークスルーをはかる。
農村振興戦略を実施する。農業・農村・農民(「三農」)の問題は國の経済、人民の生活にかかわる根本的な問題であり、「三農」問題をしっかりと解決することを終始全黨諸活動の最重要課題として位置づけなければならない。農業・農村の優先発展を堅持し、農村基本経営制度を強固にしつつ充実させ、土地請負関係の長期的安定を保ち、二期目の土地請負契約の終了後にさらに三十年延長させる。國の食糧安全を確保し、中國の食糧供給の主導権を自らの手にしっかりと握る。農村末端の基礎活動を強化し、農業に詳しくて農村・農民を愛する「三農」活動人材の育成に取り組む。
地域間の調和発展戦略を実施する。舊革命根拠地・民族地區・辺境地區・貧困地區の発展加速への支援にいっそう力を入れ、西部大開発の新しい枠組みづくりを促す措置を強化し、東北など舊工業基地の振興を加速させる改革を深化させ、中部地區の興隆を同地區の優位性を発揮させて促し、東部地區の最適化発展の先行実現をイノベーションによって導き、より効果的な地域間の調和発展の新しい仕組みを確立する。
社會主義市場経済體制の充実化を急ぐ。経済體制の改革は財産権制度の充実化と生産要素の市場化配分に主眼を置いて、財産権による効果的なインセンティブ、生産要素の自由な移動、価格の柔軟な調整、公平で秩序のある競爭、企業の優勝劣敗を目指して進めなければならない。
全面的開放の新たな枠組みづくりを促す。中國の開放の扉が閉ざされることはない、それはますます大きく開かれていくだけである。「一帯一路」建設を重點とし、海外から引き入れることと海外に出て行くことの両方の重視を堅持し、共同協議・共同建設・共同享受の原則に従い、革新能力面の開放・協力を強化し、陸海內外連動・東西相互支援の開放の枠組みを形成する。
習近平総書記は、社會的生産力の解放と発展は、社會主義の本質的要請である。社會全體の創造力と発展の活力を引き出し、質・効率のより高い、より公平で持続可能な発展の実現に向けてがんばろうではないかと強調した。
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