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抗戦勝利72周年 平和を守るため歴史を直視せよ
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2017-08-15 10:59:12 | チャイナネット | 編集: 郭丹

   72年前、中國のほぼすべての新聞の一面は、「日本投降」を見出しで伝えた。勝利は得難いものだった。太平洋戦爭開始前、日本陸軍の78%の兵力が中國の戦場で足止めをくった。日本の敗戦時、中國戦區で投降した日本兵は海外全體の過半數を佔めた。この火を浴び再生を果たした國は血肉の長城により、世界反ファシズム戦爭の東洋の主戦場において、民族自立の歴史の奇跡を創造した。

   命により平和を守り初めて平和の尊さを理解できる。暴露と隠蔽、逃避と反省は、我點の隣國、我點の身近で依然として生じている。抗戦に我點は勝利したが、戦爭の歴史観に関する駆け引きは今日も終わっていない。戦爭の教訓を忘れず、全世界の若者に歴史を正確に認識させる。これは平和を愛し、平和を守るための終わりなき事業だ。

   歴史問題で後退すれば、正確かつ健全な國の認識を妨げるだけだ。平和を守る積極的な取り組みは、歴史の直視を基礎としなければならない。

   8月15日は、日本の無條件降伏72周年だ。日本にとって、そして侵略戦爭により傷つけられた國にとっても、この日はこの上ないほど重要だ。中國の抗戦の歴史的貢獻に関する研究、戦爭の罪への追憶と反省、反ファシズム戦爭の定義は、あの戦爭の教訓と意義に関わるばかりか、今日いかに平和を守るべきかを直接決める。

   この十數年に渡り、日本の各テレビ局は毎年、関連ドキュメンタリーを製作する。その多くが太平洋戦爭中の日本の戦場に焦點を絞り、日本人がいかに苦しんだか、日本の軍人が日本を守るためいかに血みどろになり戦ったかを一方的に強調し、自國を典型的な「被害者」にしようと努力している。今年は前向きな変化も見られた。NHKは12、13日に、ドキュメンタリー『本土空襲 全記録』と『731部隊の真実』を放送した。前者は日本が米軍の大空襲を受けたことを再現したが、日本軍が重慶を200回以上も爆撃し、真珠灣を奇襲したという事実も再現した。番組は日本人に対して「我點が先に悪事に手を染めた。日本は人類の歴史上、初めて無差別爆撃を行った國であり、同じような報いを受けることも理解できる」とはっきり告げた。後者は731部隊の元隊員が罪を認める、20時間にも及ぶ録音を初公開し、731部隊がいかに毒ガス弾を作り、人體実験を行ったかなどの犯罪の実を世界にそのまま示した。

   日本人の國への認識には、常に複雑な感情が入り混じっている。1930年代の熱狂的な國家主義は、日本の敗戦により粉砕された。戦後長年に渡り、多くの國民は日本國旗を使わず、さらには國歌を歌うことを拒否した。いかに正常な「愛國心」を取り戻すべきかについて、日本には2つの手段がある。まず間違った國家戦略を徹底的に否定し、侵略の歴史を批判した上で國の認識を再建する。次に日本の戦爭犯罪に対する戦勝國の定義に反発し、日本人に「栄えある歴史」を理解させることで國家への認識を再建する。日本社會は現実において、往點にしてこの2つの異なる歴史観の間で揺れ動く。

   歴史に仮説は存在しない。今日も「日本人はなぜ戦爭に向かったのか」を議論する際に、「日本が満州を佔領してから、そこで止めていたらどうなっていたか」という説があがり、ネットユーザーの白熱した議論が展開される。軍國主義の最大の特徴の一つは、侵略と拡張を政治の上に置くことだ。満州事変と盧溝橋事件の後、戦爭の「拡大派」と「非拡大派」の爭いが見られたが、最終的に「拡大派」の軍人が拡大と侵略の実施を貫いた。これは軍國主義がブレーキを踏めないという本質を浮き彫りにしている。

   歴史観の揺れに、政治家とメディアのあいまいな態度が加われば、客観的に歴史認識の右傾化が生じる。『顔の中の赤い月』『真空地帯』などの文學作品の主人公は侵略者だが、作家はその心身の痛みの描寫に力を入れ、日本人の苦しみを強調し、意図してかせずしてか、侵略兵への戦爭責任の追及を薄れさせている。近年影響力が最大の小説『永遠の0』は、日本の零戦パイロットがいかに「戦爭中に成長」したのかを描き、最終的に「神風特攻隊」として沖縄で戦死する物語だ。これらの作品は戦爭を美化していないが、歴史を直視していない。戦爭の罪から極力目をそらそうとしており、読者に錯覚を與えかねない。日本人こそが戦爭の最大の被害者なのだと。

   戦後日本は常に自國の「異常な國」という身分に居心地の悪さを覚えている。政治家による一部の解決策はむしろ、日本をより居心地の悪い、さらには危険な境地に陥れている。自ら戦爭責任を暴く日本の努力が増え、日本社會の良識を呼び覚ますことを願う。歴史問題でバックしても、日本人をより混亂させるだけだ。正確で健全な國家認識、平和を守る前向きな努力は、歴史の直視を基礎としなければ成り立たない。

 

(チャイナネット)

 

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新華網日本語

抗戦勝利72周年 平和を守るため歴史を直視せよ

新華網日本語 2017-08-15 10:59:12

   72年前、中國のほぼすべての新聞の一面は、「日本投降」を見出しで伝えた。勝利は得難いものだった。太平洋戦爭開始前、日本陸軍の78%の兵力が中國の戦場で足止めをくった。日本の敗戦時、中國戦區で投降した日本兵は海外全體の過半數を佔めた。この火を浴び再生を果たした國は血肉の長城により、世界反ファシズム戦爭の東洋の主戦場において、民族自立の歴史の奇跡を創造した。

   命により平和を守り初めて平和の尊さを理解できる。暴露と隠蔽、逃避と反省は、我點の隣國、我點の身近で依然として生じている。抗戦に我點は勝利したが、戦爭の歴史観に関する駆け引きは今日も終わっていない。戦爭の教訓を忘れず、全世界の若者に歴史を正確に認識させる。これは平和を愛し、平和を守るための終わりなき事業だ。

   歴史問題で後退すれば、正確かつ健全な國の認識を妨げるだけだ。平和を守る積極的な取り組みは、歴史の直視を基礎としなければならない。

   8月15日は、日本の無條件降伏72周年だ。日本にとって、そして侵略戦爭により傷つけられた國にとっても、この日はこの上ないほど重要だ。中國の抗戦の歴史的貢獻に関する研究、戦爭の罪への追憶と反省、反ファシズム戦爭の定義は、あの戦爭の教訓と意義に関わるばかりか、今日いかに平和を守るべきかを直接決める。

   この十數年に渡り、日本の各テレビ局は毎年、関連ドキュメンタリーを製作する。その多くが太平洋戦爭中の日本の戦場に焦點を絞り、日本人がいかに苦しんだか、日本の軍人が日本を守るためいかに血みどろになり戦ったかを一方的に強調し、自國を典型的な「被害者」にしようと努力している。今年は前向きな変化も見られた。NHKは12、13日に、ドキュメンタリー『本土空襲 全記録』と『731部隊の真実』を放送した。前者は日本が米軍の大空襲を受けたことを再現したが、日本軍が重慶を200回以上も爆撃し、真珠灣を奇襲したという事実も再現した。番組は日本人に対して「我點が先に悪事に手を染めた。日本は人類の歴史上、初めて無差別爆撃を行った國であり、同じような報いを受けることも理解できる」とはっきり告げた。後者は731部隊の元隊員が罪を認める、20時間にも及ぶ録音を初公開し、731部隊がいかに毒ガス弾を作り、人體実験を行ったかなどの犯罪の実を世界にそのまま示した。

   日本人の國への認識には、常に複雑な感情が入り混じっている。1930年代の熱狂的な國家主義は、日本の敗戦により粉砕された。戦後長年に渡り、多くの國民は日本國旗を使わず、さらには國歌を歌うことを拒否した。いかに正常な「愛國心」を取り戻すべきかについて、日本には2つの手段がある。まず間違った國家戦略を徹底的に否定し、侵略の歴史を批判した上で國の認識を再建する。次に日本の戦爭犯罪に対する戦勝國の定義に反発し、日本人に「栄えある歴史」を理解させることで國家への認識を再建する。日本社會は現実において、往點にしてこの2つの異なる歴史観の間で揺れ動く。

   歴史に仮説は存在しない。今日も「日本人はなぜ戦爭に向かったのか」を議論する際に、「日本が満州を佔領してから、そこで止めていたらどうなっていたか」という説があがり、ネットユーザーの白熱した議論が展開される。軍國主義の最大の特徴の一つは、侵略と拡張を政治の上に置くことだ。満州事変と盧溝橋事件の後、戦爭の「拡大派」と「非拡大派」の爭いが見られたが、最終的に「拡大派」の軍人が拡大と侵略の実施を貫いた。これは軍國主義がブレーキを踏めないという本質を浮き彫りにしている。

   歴史観の揺れに、政治家とメディアのあいまいな態度が加われば、客観的に歴史認識の右傾化が生じる。『顔の中の赤い月』『真空地帯』などの文學作品の主人公は侵略者だが、作家はその心身の痛みの描寫に力を入れ、日本人の苦しみを強調し、意図してかせずしてか、侵略兵への戦爭責任の追及を薄れさせている。近年影響力が最大の小説『永遠の0』は、日本の零戦パイロットがいかに「戦爭中に成長」したのかを描き、最終的に「神風特攻隊」として沖縄で戦死する物語だ。これらの作品は戦爭を美化していないが、歴史を直視していない。戦爭の罪から極力目をそらそうとしており、読者に錯覚を與えかねない。日本人こそが戦爭の最大の被害者なのだと。

   戦後日本は常に自國の「異常な國」という身分に居心地の悪さを覚えている。政治家による一部の解決策はむしろ、日本をより居心地の悪い、さらには危険な境地に陥れている。自ら戦爭責任を暴く日本の努力が増え、日本社會の良識を呼び覚ますことを願う。歴史問題でバックしても、日本人をより混亂させるだけだ。正確で健全な國家認識、平和を守る前向きな努力は、歴史の直視を基礎としなければ成り立たない。

 

(チャイナネット)

 

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