文在寅氏
新華網ソウル5月11日（記者/耿學鵬）韓國中央選挙管理委員會は10日、全體會議を招集し、「共に民主黨」の候補者、文在寅氏が韓國の新大統領に當選したことを確認した。
「親友の國政介入」騒動と歴史的な大統領弾劾事件の後、韓國國民は「政権交代」を選択し、新しい政権の顔が國に新しい局面をもたらすことを期待している。
「親友の國政介入」事件が明らかになった時點から考えると、韓國國民はこの新しい局面を長い間心待ちにしていたと言える。記者がこのほど行った韓國國民へのインタビューでは、「ほとんどすべての大統領が、政治とビジネスの談合等の社會問題根絶を公約するのに、結局は問題がさらに悪化するのはなぜか？樸槿恵氏が國民の投票によって選出されたのにもかかわらず、國民の支持が得られない政策を強行したのはなぜか？」という疑問がよく聞かれた。
韓國國民にとって最も受け入れがたいのは、「アジア四小龍」の一つとされていた韓國経済の回復の兆しが見られず、物価と失業率がともに上昇しており、國民の幸福感が急激に下降していることだ。あるソウル市民は投票後、「今の韓國人の生活はとても苦しく、國の安全保障さえもままならない。」と感嘆した。
大規模な「ろうそく集會」により、前大統領は退任に追い込まれ、大統領選挙が前倒しされた。國民の「政権交代」の強い願いは、9年以上続いてきた保守派政黨政権を終わらせ、左派政黨が政権を握った。その中で最も鍵となった要素は恐らく、変化・革新を求める訴求にあると言えるだろう。
文在寅氏は選挙期間中、反腐敗改革、経済振興、雇用拡大、外交・安全保障の革新、南北関係の改善等の一連の公約を掲げ、「新しい世界の創造」を誓った。
しかし、韓國新大統領の施政と革新は今後、様點な困難に直面すると見られる。韓國の政治と社會形態はそれほど大きく変わっていない。國會にでは、「共に民主黨」と保守政黨の勢力が依然として拮抗しており、社會では大財閥がいまだに巨大な影響力を有している……
とはいえ、韓國の専門家が言うように、今の韓國國民は、大統領が代わってもすべての問題が解決されることはないことを意識しており、さらに忍耐強くなるという「親友の國政介入」騒動によって、積極的な一面がもたらされるかもしれない。
（新華社より）
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