新華網北京5月3日 國の交わりは民の親しさにある。「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」構想が発表されてから3年余りにわたり、中國と「一帯一路」沿線諸國との往來は一層緊密になっている。在中外國人留學生や企業の外國人従業員から、著名なアーティストまで、多くの人點の人生の軌跡はひっそりと変化しつつある。
ひとつの漢字が結びつけた「中國の心」:中國語専攻がハンガリーでブームとなり
ハンガリーは「一帯一路」構想への加入が最初に確認された歐州國家だ。今では言語學系の學部があるハンガリーの大學で、中國語はすでに最も人気のある言語の種類の一つとなっているという。
中國で學ぶハンガリー人留學生のガウディ(音訳)さんは現在、北京師範大學國際漢語教育専攻の大學院生課程で學んでいる。
ガウディさんは、「數年前、私はたまたま中國語専攻を選びましたが、今他の外國語を學んでいる大學の友人たちが私のことを羨ましがるとは思ってもみませんでした。」と語り、中國語専攻はハンガリーの大學でブームとなっており、中國語を學ぶ人が年ごとに増え続け、日本語専攻や英語専攻の學生の多くも中國語専攻に乗り換えていると述べた。
ガウディさんは、次のように述べた。現在、すでに多くの孔子學院がハンガリーに設立され、中學校や現地の一流大學の多くが中國語コースを開設している。中國語専攻が人気となった背後には、「一帯一路」構想の推進とハンガリーの「東への門戸開放」の呼応がある。「『一帯一路』の影響が非常に大きいで」、更には多くの企業が中國語の授業を開設し、従業員に中國語を學ぶことを奨勵している。
ひとつの小包の「中國基準」:宅配便の小包が「一帯一路」諸國まで配達され
順豊エクスプレスの國際事業部に勤務するマーク・サイモン(音訳)さんはロシア人の若い男性で、中國人民大學の大學院課程を卒業してから順豊エクスプレスに入社し、ロシアやウクライナなどの北東歐に向けたクロスボーダー・物流製品における計畫と設計を擔當している。
マークさんから見れば、中國企業は今ますます國際的に認められつつある。中國の宅配企業は北東歐地域の物流に活力を注いでいる。中國の宅配のハイレベルなサービスや配達速度の早さ、コストパフォーマンスの高さは、成功裏にロシアに模倣された。
2014年に順豊エクスプレスがロシアへ配達した宅配件數は最大で毎日1萬件にのぼり、「一帯一路」構想が提起されてから3年余りにわたり、1日の配達件數は20萬件に達した。
マークさんは、「順豊エクスプレスに入社する前は、國際宅配便の大手數社の高額な宅配サービスを除き、中國-ロシア間の宅配便の往來には30~40日間かかり、またすべての都市で集荷依頼が可能なわけではなかった。しかし、今は7日間で目的地に屆き、1時間で荷物の集荷に來てもらうことができるようになりました。」と述べている。
「中國の誠意」が表れた攜帯電話:中國製攜帯はインドネシア市場で売れ筋製品に
インドネシア人女性のサンティさんは、中國のある攜帯電話メーカーの國際部で現地化業務の責任者として勤務している。サンティさんはインドネシアのユーザーと毎日、交流と疎通を行い、ニ-ズを把握し、製品を絶えず改良し、改善していくために、北京の擔當エンジニアにフィードバックしている。
2004年にインドネシアから中國に留學したサンティさんは、対外経済貿易大學で學士、修士、博士學位を連続して取得し、2014年に卒業後、ある攜帯電話メーカーに就職した。サンティさんは同僚とたゆまぬ努力を続け、當地の宗教文化や社交ニーズに合わせて現地化ニーズに適合した攜帯電話機能を開発し、インドネシアのユーザーから人気を集めている。
インドネシアでは、數年前にサムスン、ブラックベリーといったブランドが市場で主流を佔めたが、現在は中國攜帯のブランドが上位3位に躍進し、多數のユーザーと愛好者を惹きつけている。「一帯一路」構想の提唱から3年余りに、中國の攜帯電話はインドネシアの現地化工場で生産する目標を達成し、當地に投資と就業の機會を與えた。中國の攜帯電話製品は30余りの「一帯一路」諸國に輸出されている。
バイオリンで「中國の情縁」を表現:西洋の手法で協奏曲『梁祝』を演奏
アブダビのエミレーツ・パレスホテルのコンサートホールで、バイオリン協奏曲『梁祝』(中國の民間説話にある悲戀物語「梁山伯と祝英&」を題材としている)の優美なメロディーが奏でられた。
演奏が終わると、數千人の観衆から大きな拍手が沸き起こり、著名な中國人バイオリニスト呂思清さんに敬意を表した。
アブダビの観客は「私は初めて中國の楽曲を聴いたが、この曲は西洋の交響楽団に演奏されています。非常に強く共感する作品で、これからももっと多くの中國の楽曲を聞いてみたいです。」と語った。
イタリアのパガニーニ國際バイオリンコンクールで金賞を受賞した東洋人の第一人者として、呂思清さんは海外の聴衆の音楽の好みと美意識に精通しており、音楽を通じて中國の優れた伝統文化を表現し、「一帯一路」沿線國の聴衆の共鳴を呼ぶことを選んだ。
「互いをよく知らない間柄」から「當地の音楽界で口點に賞賛される」、「中國の古典戀伝説に魅せられた」に変わったという外國観衆の変化に対し呂思清さんは嬉しく感じた。呂思清さんは文化蕓術分野で東西が交流し、協力することは、「古代シルクロード」から與えられた精神的財産の一つだと述べた。(記者:李斌、郭宇靖、魏夢佳、張漫子)
(新華社より)
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