國家統計局が16年9月に発表した統計によると、2016年初め、中國の舟山、鎮海、大連、黃島、獨山子、蘭州、天津、黃島の8カ所に國家石油備蓄基地が完成した。これらの備蓄庫と一部の企業の備蓄量により、原油備蓄量は3197萬トンに達した。
2015年中頃から16年中頃までの1年間で、國家石油備蓄量は715萬トン増加した。
奚佳蕊氏によると、中國の原油生産は低迷期に入ったが、経済建設の原油ニーズが日に日に増加し、原油の対外依存度は年點高まっている。2014年11月末、國際原油価格が下落し、原油価格が高かった時期は終わった。國際原油価格は1バレル100ドルから30ドル近くまで下がった。
奚佳蕊氏は、「中國は原油価格が低い時期をうまく利用し、國の戦略備蓄を増やしている」と話す。
國家発展改革委員會元副主任・國家エネルギー局元局長の張國寶氏は、「國際原油価格の大幅下落について、価格が高い時期に石油備蓄基地を建設するという中國のやり方は非常に聡明かつ適切だとみられている。備蓄基地の完成後に原油価格が下がり、備蓄コストを大幅に削減でき、中國の経済成長におけるエネルギー保障となった」との見解を示した。
(チャイナネット)
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