:
「中國のことを世界に広く伝播しよう」──中國・西側の學者が「一帯一路」の言語環境において中國のストーリーをいかに的確に語るかについて研究討議
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2017-05-02 15:44:24 | 新華網 | 編集: 王珊寧

  新華網北京5月2日(記者/金宇)4月30日の朝、イタリア・ボローニャにある昔ながらの街並みが靜けさの中に浸っていた。その街並みの中にある會議室では、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の言語環境の中で中國のストーリーをいかに的確に語るかについての學術討論が盛んに行われていた。

 會議室の大畫面には、中國が參與してきた過去各回の萬博博覧會國家館の寫真が順番に&&されていた。中國伝媒大學から來た學者の巫濛氏は、萬國博覧會・中國館の設計の変遷は、中國の「無意識な『伝統』への現れから、開放とイノベーションという國家イメージの意識的な創造」を反映しているとみなしている。

 「これはとても素晴らしい伝播のケースです」、とボローニャ大學でコミュニケーション學を擔當するギャランディー(音訳)教授は賛同の意を示し、世界中のメディアが參加した國際的な大型イベントに中國が登場し、最も優れたコミュニケーション効果を発揮させたことは、國家イメージ向上のための重要なポイントだと考えている。

 4月29日から30日にかけて、第三回「中國のことを世界に広く伝播しよう」國際シンポジウムがボローニャで開催された。今回のシンポジウムはボローニャ大學孔子學院と中國人民大學新聞學院が主催し、「『一帯一路』と中國のストーリーに対する敘述」をテーマとして、國際ミュニケーション(International Communication)において中國のストーリーをいかに的確に語り、中國文化をいかに効果的に広め、西洋文化と調和のとれた共存と対話を実現させるかを検討することを目的としている。

ボローニャ大學アジア研究センター所長の代表で、東アジア問題専門家、フィオーリ(Fiori)教授は、「一帯一路」は経済からだけでなく、文化からも中國とイタリアをより緊密に繋ぎ合わせている。このようなシンポジウムはたいへん素晴らしい文化交流の場で、イタリア學界や民衆に中國について一層理解させることができるだろうとみなしている。

 羅平・在イタリア中國大使館教育參事官は、次のように述べている。「私たちは中國自身のストーリーについて語るだけでなく、『一帯一路』の沿線諸國と地域のストーリーについても更に多く語ることができます。より多くの外國人學者をお招きして交流・研究討議し、『一帯一路』のストーリーについて語るという方式は、異なる視點を示し、學術的思考を衝突させることで客観的な情報の伝達という目的を実現するでしょう。」

 ボローニャ大學のギャランディー(音訳)教授は、「『一帯一路』」には新しい談話システム(Discourse system)が必要だ。中國に屬する『革新的な価値観』は、國家イメージの伝播にとって非常に重要で、このような革新は中國の深遠な歴史と文化に由來することが可能であり、同時に世界と繋がっている。」と述べている。

 ギャランディー教授はここ數年、中國の多くのファッションブランドがイタリア・ミラノで市場を開拓してきた例に觸れ、「これらは中國の特色に富み、また世界で一流のレベルを持つものだ」と語っている。ギャランディー教授は、世界と革新力を共有することは、たいへん優れた伝播の試みだと述べている。

 シンポジウムに招かれて參加したフランチェスコ(Francesco)氏はコンサルタントで、イタリアの雑誌に伊中関係に関する文章を書いた記者でもある。フランチェスコ氏は、イタリアは中國についてあまり理解しておらず、中國との協力には極めて大きなニーズがあると考えており、「私は、多くの中國企業によるイタリア企業の買収が、経済的苦境や雇用問題の解決に役立つことを理解しています。もし現地メディアと協力し、このようなストーリーについて十分に報じることができれば、ウィンウィンの効果を生むものと信じています。」と述べている。

 

(新華社より)

 

関連記事:

パキスタン、「一帯一路」サミットの開催を期待

新華網日本語

「中國のことを世界に広く伝播しよう」──中國・西側の學者が「一帯一路」の言語環境において中國のストーリーをいかに的確に語るかについて研究討議

新華網日本語 2017-05-02 15:44:24

  新華網北京5月2日(記者/金宇)4月30日の朝、イタリア・ボローニャにある昔ながらの街並みが靜けさの中に浸っていた。その街並みの中にある會議室では、「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の言語環境の中で中國のストーリーをいかに的確に語るかについての學術討論が盛んに行われていた。

 會議室の大畫面には、中國が參與してきた過去各回の萬博博覧會國家館の寫真が順番に&&されていた。中國伝媒大學から來た學者の巫濛氏は、萬國博覧會・中國館の設計の変遷は、中國の「無意識な『伝統』への現れから、開放とイノベーションという國家イメージの意識的な創造」を反映しているとみなしている。

 「これはとても素晴らしい伝播のケースです」、とボローニャ大學でコミュニケーション學を擔當するギャランディー(音訳)教授は賛同の意を示し、世界中のメディアが參加した國際的な大型イベントに中國が登場し、最も優れたコミュニケーション効果を発揮させたことは、國家イメージ向上のための重要なポイントだと考えている。

 4月29日から30日にかけて、第三回「中國のことを世界に広く伝播しよう」國際シンポジウムがボローニャで開催された。今回のシンポジウムはボローニャ大學孔子學院と中國人民大學新聞學院が主催し、「『一帯一路』と中國のストーリーに対する敘述」をテーマとして、國際ミュニケーション(International Communication)において中國のストーリーをいかに的確に語り、中國文化をいかに効果的に広め、西洋文化と調和のとれた共存と対話を実現させるかを検討することを目的としている。

ボローニャ大學アジア研究センター所長の代表で、東アジア問題専門家、フィオーリ(Fiori)教授は、「一帯一路」は経済からだけでなく、文化からも中國とイタリアをより緊密に繋ぎ合わせている。このようなシンポジウムはたいへん素晴らしい文化交流の場で、イタリア學界や民衆に中國について一層理解させることができるだろうとみなしている。

 羅平・在イタリア中國大使館教育參事官は、次のように述べている。「私たちは中國自身のストーリーについて語るだけでなく、『一帯一路』の沿線諸國と地域のストーリーについても更に多く語ることができます。より多くの外國人學者をお招きして交流・研究討議し、『一帯一路』のストーリーについて語るという方式は、異なる視點を示し、學術的思考を衝突させることで客観的な情報の伝達という目的を実現するでしょう。」

 ボローニャ大學のギャランディー(音訳)教授は、「『一帯一路』」には新しい談話システム(Discourse system)が必要だ。中國に屬する『革新的な価値観』は、國家イメージの伝播にとって非常に重要で、このような革新は中國の深遠な歴史と文化に由來することが可能であり、同時に世界と繋がっている。」と述べている。

 ギャランディー教授はここ數年、中國の多くのファッションブランドがイタリア・ミラノで市場を開拓してきた例に觸れ、「これらは中國の特色に富み、また世界で一流のレベルを持つものだ」と語っている。ギャランディー教授は、世界と革新力を共有することは、たいへん優れた伝播の試みだと述べている。

 シンポジウムに招かれて參加したフランチェスコ(Francesco)氏はコンサルタントで、イタリアの雑誌に伊中関係に関する文章を書いた記者でもある。フランチェスコ氏は、イタリアは中國についてあまり理解しておらず、中國との協力には極めて大きなニーズがあると考えており、「私は、多くの中國企業によるイタリア企業の買収が、経済的苦境や雇用問題の解決に役立つことを理解しています。もし現地メディアと協力し、このようなストーリーについて十分に報じることができれば、ウィンウィンの効果を生むものと信じています。」と述べている。

 

(新華社より)

 

関連記事:

パキスタン、「一帯一路」サミットの開催を期待

010020030360000000000000011100381362511341