「宵っ張り」型の人は、その「悪しき生活習慣」からしばしば非難の的となりやすい。だが、米國の研究チームは、「宵っ張り」は、體內のある種の遺伝子が突然変異したことで、彼らの體內時計が普通の人より遅れてしまい、眠りに入るのが難しいことで起きる狀態である事実を突き止めた。南方日報が報じた。
「宵っ張り」型の多くは、「DSPD(睡眠相後退症候)」と診斷される。彼らの體內時計は、「夜になると眠り、朝が來れば起きる」という一般的なパターンより遅くなっている。一般的に人點が眠れないという時は、精神的に疲れているときが多い。起きる時間になっても、彼らの體內時計はまだ目覚めの時刻になっていないのだ。
米ニューヨーク・ロックフェラー大學の研究チームは、DSPDの患者の中から実験ボランティアを募り、マンション內の実験用居室で2週間過ごしてもらった。室內には時間を&&する裝置は一切置かれていないため、被験者は自分の感覚だけを頼りに、食事や睡眠の時間を決めなければならない。
研究チームはこの時、被験者の皮膚細胞を収集し、彼らのDNAを測定した。その結果、彼らの體內にあるCRY1遺伝子に突然変異が起こっていることが判明した。CRY1遺伝子は體內時計を管理する遺伝子で、通常ならば24時間サイクルで他の遺伝子のスイッチのオン・オフを調整する。だが、CRY1遺伝子に突然変異が起こった場合、その他の體內時計がオフになっている時間が長くなってしまう。
しかし、DSPDを根治する方法は今のところ見つかっていない。現時點では、晝間に太陽の光をたくさん浴びることが、患者が睡眠サイクルを細かくコントロールする上で最も効果的な方法ということが分かっている。
(人民網日本語版)
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