日本橫浜市の學校で起きたいじめが注目されている。被害者は福島原発事故の被災地から來た転入生だ。転入當初より同級生から見下され、福島の被災地から來た菌だと馬鹿にされた。嘲笑される日點、生徒は同級生に恐喝され、金銭を奪われていた。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。
橫浜市教育委員會は10日、被害者の保護者からの陳情書を受け取った。被害者が150萬円を巻き上げられていたというのだ。
2011年の東日本大震災と津波で被災地になった福島県では、原発事故も発生した。多くの家庭は子供の健康を思い、他県に転居した。被害者(14)は當時、家族とともに橫浜に引っ越した。
日本メディアは、被害者の手記を公開した。被災地の小學校から來た転入生が、いじめでどれほど苦しめられたかが分かる。
「ばいきんあつかいされて、ほうしゃのうだとおもっていつもつらかった。福島の人はいじめられるとおもった。なにもていこうできなかった」
被害者は手記の中で、新しい學校に溶け込もうと努力し、さらにいじめる生徒に金を渡したことがあると訴えた。
保護者の陳情書によると、被害者はいじめを避けるため、5年生の時に同級生10人と遊びに行った。條件は全員分の飲食費と遊興費を賄うことだった。このようなケースは十數回あり、毎回5−10萬円使った。さらにはエアガンを買ってくるよう強制されたこともあるという。被害者は150萬円も奪われた。
手記には「お金もってこいと言われたとき すごいいらいらとくやしさがあったけど ていこうするとまたいじめがはじまるとおもって なにもできずに ただこわくてしょうがなかった」と記されている。
日本メディアがこの手記を公開し、社會的に注目を集めたことで、橫浜市教育委員會がようやく學校の調查に乗り出した。教育委員會の報告によると、學校側はこの生徒が學校で頻繁に暴力を振るわれていたことを知っていた。
しかし學校側は校內での恐喝について言及を避け、本件は金銭に関わるため警察が処理すべきであり、教育の管轄外だとした。
學校がいじめと恐喝を見て見ぬふりしたことが、物議を醸している。被害生徒の保護者は弁護士を通じ、橫浜市教育委員會に陳情書を提出し、関連部門に問題を直視するよう求めた。
いじめ防止対策推進法が2013年に施行され、學校側にいじめ問題の重視を喚起した。最新データによると、2016年にいじめで自殺した生徒の數は23人にのぼる。また18萬8057件のいじめのうち、小學校が12萬2721件と最多だった。中學校は5萬2969件、高校は1萬1404件。
社會學者の內藤朝雄氏は「いじめの多くが見えない所で行われている。學校側は深く調查を行わなければ、実情を把握することは困難だ。いじめは根絶されていない。日本の集団生活で、同調が過度に重視されるからだ。生徒は幼い頃から集団に馴染むよう教育される。これはみんなと同じであることが求められ、少しでも違う所があれば異常ということになる。この暗黙のルールは根深く、転入生も異常と見なされる」と指摘した。
(チャイナネット)
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