1年半前、日本は最高時速が600キロを超えるリニアでその先端技術をテストしたが、現在中國の國有鉄道企業も類似の技術開発に乗り出すことを明らかにした。
香港のサウスチャイナ モーニング ポストは28日、北京と東京との間の海外高速鉄道の受注をめぐる激しい戦いが、今度は次世代の列車技術をめぐって繰り広げられることになる─と論評した。
中國はすでに上海市內から浦東國際空港の間で商業用のリニア鉄道を有している。最高時速は430キロで、ドイツ企業の支援によって作られたものである。
人民日報によると、現在北京 上海間の高速鉄道の最高時速は300キロで、同區間を約5時間で結ぶ。仮に時速600キロのリニアが走ることになれば所要時間はその半分になる計算という。
中國は高速鉄道技術において後発ではあるが、そのキャッチアップ速度はかなり速い。線路の幅が広いことは極めて有利な條件であり、國からの資金供給もある。中國はこの10年余りの間に2萬キロの高速鉄道を建設したが、その勢いは今だ消えてはいない。
このところ中國と日本では高速鉄道技術をめぐる競爭が激しさを増している。インドネシアの首都ジャカルタとバンドンを結ぶ高速鉄道では中國が日本を制した。しかし8月のタイにおけるバンコクとチェンマイを結ぶ高速鉄道では日本が落札した。
ドイツメディアは28日、中國の京津冀のスーパー都市群の軌道交通網整備に360億元を投じる計畫があると報じた。同都市群の人口は現在1億1000萬人で、その中には首都北京のほか天津や河北省の各都市がある。
國家発展改革委員會によると、2020年までに総距離1100キロの軌道交通プロジェクト9本がスタート。同計畫は2030年まで延長される予定である。新たなスーパー都市群の面積は21.2萬平方キロと朝鮮半島の面積にほぼ匹敵する広さとなる。
(チャイナネット)
推薦記事:
