実際には、百盛グループは9月に、「全額出資する中國の関連會社の全ての株式と関連の株主債権を売卻する」と発表し、それからは「百盛が中國市場から完全撤退」との噂が絶えなくなっていた。
しかし、百盛(中國)の関連の責任者は、「當社は中國業務を売卻したわけではなく、北京太陽宮店とその全ての関連の不動産を売卻しただけ。『中國撤退』というのは誤解」とコメントしている。
百盛の太陽宮店は10年にオープンしてからこれまでずっと赤字が続いており、今回の売卻で、実際に得た正味金額は約19億元(約285億円)と予想されている。そのお金は今後、ファションやレストランなどのブランド拡大に使われ、提供する商品とサービスを強化すると見られている。
従來の業務スタイルでは生き殘れない?
北京工商大學商業経済研究所の洪濤所長によると、「12年以降、総合スーパーや一般的なスーパー、各種ブランドの専門店の閉店ラッシュが続いている」という。
洪所長によると、統計では、12-15年の4年間で、閉鎖した総合スーパーは138軒。16年上半期、単體の総合スーパーやショッピングセンター、2000平方メートル以上の大型スーパーなど22社が、計41店舖を閉めた。
