第三者教育データコンサルティング調查機関 麥可思（MyCOS）がこのほど、北京で発表した「大學教員の給與や福利厚生」をテーマにした調查報告によると、大學教員の平均月収は5478元（約8萬2100円）。月収に不満を抱いている教員の主な原因は、「教員の所得は全體的に低い」で、過半數が「大変な仕事なのに報酬が少ない」と感じていた。中國新聞網が報じた。
同報告は、今年8月17日から29日に実施された調查データを分析している。調查では、大學教員4016人から有効回答を得た。うち、學部の教員が2821人、高等職業學校 高等専科學校（短大）の教員が1195人だった。
調查結果によると、大學教員の平均月收は5478元で、2015年の中國全土都市部 農村部の非私営企業の従業員の収入(5169元)を6ポイント、私営企業の従業員の収入(3299元)を66ポイント上回っていた。
特筆すべきは、大學教員の収入には男女差がある點だ。調查に答えた大學教員を見ると、男性教員の平均月收は5717元と、女性教員(5240元)を9ポイント上回った。
もちろん、教員の肩書や職位も月収に大きく影響し、肩書によって月収は大きく異なる。
調查結果を詳しく分析すると、教員が月収に不満を抱く、その主な原因は、「教員の所得は全體的に低い」(71%)だった。その他、「昇給が物価の上昇に追いついて行っていない」(67%)、「労働と報酬が釣り合っておらず、大変な仕事なのに報酬が少ない」(55%)なども不満の理由だった。
（人民網日本語版）
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