新華網ロサンジェルス8月10日 (新華社記者/薛㯋) 米國の歴史學者、スティーブン・マッキノンとジャニス・マッキノン夫妻は10年をかけて伝記『アグネス・スメドレー』を書き上げ、彼女に関する「パズル」を作り出した。一人の普通のアメリカ人女性が中國に赴いて戦場記者になったのは何故なのか。一體、どんなエネルギーが彼女を中國共産黨を斷固として支持し、中國共産黨のために奔走し、聲を発し続けさせたのか。
「中國共産黨だけが中國の農民に希望を與えることができる。」1930年代初期に、スメドレー氏は友人に宛てた手紙の中でこの問題にこう回答した。その後、約20年間にこれがスメドレー氏の人生において最も重要な信念になる。
スメドレー氏は1892年に米國ミズーリー州の貧困家庭に生まれた。1929年初期、彼女は『フランクフルト・ジャーナル』の特派員として中國の大地に足を踏み入れ、國民黨當局の封鎖を顧みず、中國共産黨が率いる土地革命、反蔣闘爭、抗日戦爭について報道した。
スメドレー氏は『中國紅軍は前進する(中國紅軍在前進)』など約800萬字に及ぶ著作を次點と執筆し、「中國の事実と真相を熟知した數少ない外國人作家の一人」と稱えられた。
「事実と數字及び數點の名稱は紅軍の長徵の歴史的な意義を説明するには不十分で、さらには數十萬人の長徵に參加した部隊の不屈の奮闘精神と彼らが體験した苦難を描くこともできない。」これはスメドレー氏が書き綴った紅軍の長徵だ。
長年にわたってスメドレー氏に関する研究をしてきたマッキノン夫妻は、「勤労大衆への関心と同情、仇のように悪を憎む個性によって、スメドレー氏は中國共産黨人を支持するように運命付けられていた。貧困家庭の出身で、一生のうちに數點の困難を體験したスメドレー氏は、中國共産黨人の身から人類最も貴重なもの、つまり希望を見出した。」と考えていた。
(新華社より)
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