米韓雙方はかつてTHAAD配備について中國側と協議したが、後に突然態度を変え、慌ただしく配備決定を発表した。米國にとっても韓國にとっても、他國の安全保障上の利益を犠牲にして自らの安全を強化するのは、一方的な願望に過ぎない。7月28日、中露両國は北東アジアの安全保障について再び協議を行なった。雙方は米韓がTHAADの韓國配備を推し進めていることに重大な懸念を表明。中露は包括的戦略的協力パートナーとして、最も確実で有効な方法によって、戦略安全保障を始めとする両國の利益を確実に守ると強調した。米韓によるTHAAD配備は、北東アジアに新たな軍拡競爭を招く可能性が高いとオブザーバーは指摘する。もし米韓が獨斷専行すれば、中露は米韓が想定せず、耐えられない報復措置に出るかもしれない。THAAD配備は韓國にとってなんらメリットがないだけでなく、反対に韓國を米國と中露の軍事的対立の中に置く可能性がある。
中國は一貫して近隣國と睦まじく付き合い、近隣國をパートナーとする周辺外交政策を遂行している。この政策は今後も変わることはない。だが中國の善意には前提條件があり、原則を重んじている。米韓によるTHAADの韓國配備は、中國の戦略安全保障情勢にとって深刻な現実の脅威だ。中國がこれに無関心であることはあり得ない。中國の安全保障上の利益が損なわれることは許されない。
(人民網日本語版)
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