
7月25日、王毅中國外交部長(右)はラオスのビエンチャンでASEAN協力関連の一連の外相會議に出席した期間中、米國のケリー國務長官と會見した。新華社(劉艾倫 撮影)
新華網ビエンチャン7月26日(記者/栄忠霞 陳健)王毅中國外交部長は25日、ラオスのビエンチャンでASEAN協力関連の一連の外相會議に出席した期間中、米國のケリー國務長官と會見した。
王外交部長は次のように表明した。雙方の共同の努力のもとで、中米関係は発展の勢いを維持してきた。3月末に習近平主席がオバマ大統領とワシントンでの核セキュリティサミット期間中に會談を成功させたことは、今年の中米関係の発展に方向を明示した。中米の一連の重要な構造的対話と協議は積極的な成果を次點と獲得し、両國の広範な分野における協力が引き続き深まっている。中米は2つの大國として、いくらかの食い違いがあるのは避けられないだろう。しかし、當面の中米間の共通の利益は以前よりも多く、両國の協力の戦略的価値も以前より大きいはずなので、雙方は互いの戦略的意図を従來よりも客観的に判斷する必要がある。雙方は中米関係の大きな方向をしっかりと把握し、建設的な方式によって矛盾や食い違いを適切に処理し、また管理・コントロールせねばならない。今後の一定期間において、雙方が協調を強め、20カ國グループ(G20)杭州サミット期間中に開催される両國の元首による重要會談の準備を着実に整えることは、中米関係の持続的、健全的且つ安定的な発展の確保、世界平和、安定・繁栄の促進にとって重要な意義を持つ。
南中國海問題について、王外交部長は中國側の原則的な立場をはっきり述べ、次のように表明した。中國側とASEANの外相たちが今日、「『南中國海各方面行為宣言』を全面的・効果的に実行するための共同聲明」を発表し、南中國海問題は依然として直接の當事國による対話と協議で解決する正しい軌道に戻る必要があるとの見方を明らかにした。米國側が実際行動で中國・フィリピンの対話の再開を支持し、中國とASEANの地域平和を守る努力を支持することを望んでいる。
ケリー國務長官は中國とASEANが関連の共同聲明を発表したことを歓迎し、米國側は南中國海の仲裁結果に対し立場を持たず、中國・フィリピンによる二國間対話の再開を支持し、仲裁案というページを速やかにめくり、南中國海情勢の溫度を下げさせるべきだとの見方を示した。
(新華社より)
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