敦煌研究院は15日、世界に向けて招待狀を出しました。今年、敦煌莫高窟にある各時代を代表する洞窟5カ所が無料開放されることから、國內外のプロカメラマンや愛好者ら100人が招待されます。招待者らは洞窟に入って蕓術作品を創作することができます。
巧妙な壁絵と彫刻で名が知られている莫高窟は、洞窟735ヵ所、壁畫4萬5000平方メートル、彩色された泥人形2415體があり、世界的に見ても最大規模を有し、內容がもっとも豊かな仏教の蕓術聖地とも呼ばれています。莫高窟は1979年に対外開放されてから、バッグ、カメラ、ビデオカメラの持込が一切禁止されています。
今年の撮影招待は外部から申し込むことができ、申込期間は1ヵ月です。最終的に選ばれるカメラマンは、甘粛省50人、ほかの省や市(香港・マカオ・台灣も含まれる)30人、海外から20人と定められています。莫高窟の第96號、148號、61號、428號、17號(仏教の経典が収納されている場所)の洞窟が撮影のため開放されます。
甘粛省文學蕓術界連合會、敦煌研究院の共同主催によるこのイベントの目的は、カメラのレンズを通じて、多くの角度から全面的かつ深く敦煌莫高窟の蕓術、自然風景、舊跡、人的・文化の魅力を掘り出し、シルクロードにある敦煌獨特の撮影様式を作り出して、敦煌文化と蕓術の継承を後押しすることにあります。敦煌研究院によりますと、優秀作品に選出、出版されると、最高1萬元の賞金がもらえるということです。
(中國國際放送局)
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