
新華網北京6月6日(記者/袁軍寶、孟含琪、余暁潔)「科學技術の3大會議」となる全國科學技術イノベーション大會、両院院士大會、中國科學技術協會第9回全國代表大會が北京で開催された。「新華視點」記者が會場內外の業界で権威のある関係者を取材し、中國で関心の高い科學技術分野の最新の進展狀況を把握した。
分野1:重力波
技術的背景:2016年2月11日、米國のレーザー幹渉計重力波天文&(LIGO)は重力波を成功裏に探測し、アインシュタインの一般相対性理論の予言から100年を迎えた年に「重力理論の最後の宿題」を立証したと発表した。重力波の発見は物理學界の一里塚となる重大な成果で、宇宙観測の新しい扉を開いた。
中國の進展:2008年、中國科學院は宇宙空間重力波探測論証チームを設立し、中國の宇宙空間重力波探測は今後數十年の発展のロードマップを作成し始めた。現時點で空間太極(宇宙の根元)計畫ワーキングチームを設置している。
分野點2:バーチャルリアリティ
技術的背景:バーチャルリアリティ、即ち、仮裝現実技術は文化アミューズメント、工業・製造、國防軍事などの多數の分野で巨大な応用空間がある。バーチャルリアリティは現在、世界各國から情報産業の次世代の爆発的な成長軸として公認されている。
中國の進展:國務院がこのほど発表した『國家イノベーション駆動型発展戦略概要』はバーチャルリアリティ及びその関連技術分野を「戦略任務」部分の內容に盛り込む。
分野3:ポータブル機器
技術的背景:中國科學院長春光機所の副研究員、孔令勝氏はポータブル機器は人點のライフスタイルを変えただけでなく、ソフトウェアのサポートとデータ交換を通じて、強大なスマート・コネクテッド機能を実現すると述べた。米國の調查會社、インターネットデータセンター(IDC)が発表した今年第1四半期のデータによると、世界のポータブル機器市場は前年同期比で67.2%増加した。
中國の進展:小米公司、GoerTek社などの一部の中國企業がこの分野に進出し始めている。
分野4:知能ロボット
技術的背景:近年は米國、日本などの企業の知能ロボットが絶えず進化し、応用がますます幅広くなっている。市場調查會社、「リスクスキャン」のデータによると、昨年末時點で世界で新設された人工智能メーカーは855社に上り、推定価値は計87億ドルを超えた。
中國の進展:國家発展改革委員會などの部門はこのほど、「『インターネット・プラスアルファ』人工智能三年行動実施プラン」を共同で公表し、2018年に千億元級の人工智能市場における応用規模を実現することを提示した。
