新華網北京5月17日 王毅外交部長は16日、北京で中國を訪問中のフランスのマルク・ エロー外相と會談した後、共同記者會見で質問に答えた際に、このほど歐州議會で中國の市場経済に地位を付與することを支持しない決議が採択されたことについて、中國側の立場を説明した。
王毅外交部長は次のように表明した。中國側は歐州のこの決議の採択にいかなる建設性もないと考える。第一に、中國の市場経済に地位を付與することと『中國のWTO加盟議定書』第15條の履行は関連性がなく、2つの事柄を人為的に混同し、互いに結び付けることはできない。當時、『議定書』第15條は世界貿易機関(WTO)加盟國は2016年12月11日に、中國に対する反ダンピング調查で「替代の國」を使用するやり方を中止すべきであることを明確に規定した。これはWTOのすべての加盟國は遵守すべき國際條約の義務で、いかなる加盟國の國內基準によっても左右されてはならない。したがって、中國の市場経済に地位を與えるかどうかにかかわらず、EUはWTO加盟國として、『議定書』第15條の法律を履行する義務があり、これを回避し、責任を転嫁することはできない。
次に、中國の市場経済の地位問題について。中國はかつて門を閉ざした鎖國で、國際システムの外に離れていた。しかし、100年後の今日、中國は時間の推移とともに狀況が変化し、今は昔よりずっと発展している。中國は世界第二の経済體で、世界一の貨物貿易國であり、130カ國余りの最大の貿易相手國でもある。中國は國際システムと世界の自由貿易體制を斷固として擁護している中堅エネルギーになった。誰の目にも明らかなこれらの事実に対し、我點は誰かが引き続き色眼鏡をかけて見ることを希望せず、さらには誰かが歴史を逆戻りすることを望まない。
中國はEUと互いに第二、第一の貿易相手國である。長年にわたり、中國はEUに安定した信頼性の高い市場を提供し、大量の就業の機會を創設してきた。我點は相互尊重、平等と互恵互利の原則に根ざしてEUとの経済貿易協力を継続して深化させることを希望している。同時に我點は、EUが中國の発展を客観的に捉え、WTOルールを尊重し、果たすべき條約の義務を遵守することを望む。近代に、歐州は貿易の開放と自由を推進する先駆けになっている。私は21世紀の現在、開放かそれとも保守か、信用を守るのかそれとも規定に違反するのかについて、EUが必ず賢明で正しい選択を行うことを希望し、確信している。中國側の要望は明確でシンプルかつ合理的で、ただ承諾を遵守することを願うだけだ。
(新華社より)
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