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日本が「憲法記念日」を迎え、安倍首相の憲法改正は「至難の道」
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-05-04 15:48:38 | 新華網 | 編集: 李大超

  新華網北京5月4日(記者/閻潔)日本は3日、平和憲法の発効から69周年記念日を迎える。「護憲派」と「憲法改正派」が同日、各地で集會を開き、各自の意見を述べる。アナリストは次のように分析する。日本の國會參議院選挙で「3分の2」の議席を獲得する際の障壁を突破するため、安倍首相は野黨陣営の憲法改正派に再三にわたり「目でこっそりと情を伝える」ことによって誘い込んでいる。だが、各政黨で憲法改正の議題に対する立場が異なり、安倍首相が憲法九條改正という最終目標を達成するのは「至難の道」と言える。

 

 【「段階的な進行」は功を奏し難い】

 

 安倍首相とその執政黨の自由民主黨は憲法改正を懸命に畫策し、日本の戦爭參加を禁止する憲法九條に特別に照準を合わせている。

 憲法改正は國會參議院と衆議院でそれぞれ3分の2以上の議員が賛成する必要がある。自民黨と公明黨による連立政権のもとで現在は衆議院の議席が3分の2を超えているが、參議院はこの割合に達していない。安倍首相は今年夏に行われる參議院選挙でこの障壁を突破することを望んでいる。これを受けて、安倍首相は公明黨と結束するほか、連立政権以外の政黨と議員を呼び込む意向もある。

 共同通信社はある自民黨幹部の話を引用して、安倍首相のこの戦略は、自民黨が參議院選挙の前に、憲法改正の議題について「太極拳をする」(速度なしでゆっくりする態度をとる)、各黨派との討論と協議に十分な空間を形成する可能性があること意味すると伝えた。

 このメディアの解説によると、自民黨は憲法改正に合わせて「段階的に進行する」戦略を策定、即ち憲法九條改正という最終目標を達成するまでに、異議の少ない條項から着手している。一方で、冷靜に見ると、憲法改正について衆參両院で3分の2以上の議員の賛成を得たとしても、各黨派が注目する內容がそれぞれ異なる點を考慮すると、憲法改正の実質的な見通しは明るいとは言い難い。

 

 【反対の聲が沸き上がる】

 

  共同通信社によると、安倍首相が黨首を務める自民黨が一部の憲法の條項を改正できたとしても、日本の民衆から反対の聲が沸き上がり、憲法九條の改正で強力な抵抗に遭うことは疑いない。

 このメディアが4月30日に発表した最新の民意調查結果によると、國民の56.5%が安倍首相の執政期間の憲法改正に反対し、賛成は33.4%だった。また、『朝日新聞』電子版が4月29日に公表した民意調查結果で、憲法改正に反対する人が支持者を大幅に上回ることがわかった。

 

 (新華社より)

 

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新華網日本語

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新華網日本語 2016-05-04 15:48:38

  新華網北京5月4日(記者/閻潔)日本は3日、平和憲法の発効から69周年記念日を迎える。「護憲派」と「憲法改正派」が同日、各地で集會を開き、各自の意見を述べる。アナリストは次のように分析する。日本の國會參議院選挙で「3分の2」の議席を獲得する際の障壁を突破するため、安倍首相は野黨陣営の憲法改正派に再三にわたり「目でこっそりと情を伝える」ことによって誘い込んでいる。だが、各政黨で憲法改正の議題に対する立場が異なり、安倍首相が憲法九條改正という最終目標を達成するのは「至難の道」と言える。

 

 【「段階的な進行」は功を奏し難い】

 

 安倍首相とその執政黨の自由民主黨は憲法改正を懸命に畫策し、日本の戦爭參加を禁止する憲法九條に特別に照準を合わせている。

 憲法改正は國會參議院と衆議院でそれぞれ3分の2以上の議員が賛成する必要がある。自民黨と公明黨による連立政権のもとで現在は衆議院の議席が3分の2を超えているが、參議院はこの割合に達していない。安倍首相は今年夏に行われる參議院選挙でこの障壁を突破することを望んでいる。これを受けて、安倍首相は公明黨と結束するほか、連立政権以外の政黨と議員を呼び込む意向もある。

 共同通信社はある自民黨幹部の話を引用して、安倍首相のこの戦略は、自民黨が參議院選挙の前に、憲法改正の議題について「太極拳をする」(速度なしでゆっくりする態度をとる)、各黨派との討論と協議に十分な空間を形成する可能性があること意味すると伝えた。

 このメディアの解説によると、自民黨は憲法改正に合わせて「段階的に進行する」戦略を策定、即ち憲法九條改正という最終目標を達成するまでに、異議の少ない條項から着手している。一方で、冷靜に見ると、憲法改正について衆參両院で3分の2以上の議員の賛成を得たとしても、各黨派が注目する內容がそれぞれ異なる點を考慮すると、憲法改正の実質的な見通しは明るいとは言い難い。

 

 【反対の聲が沸き上がる】

 

  共同通信社によると、安倍首相が黨首を務める自民黨が一部の憲法の條項を改正できたとしても、日本の民衆から反対の聲が沸き上がり、憲法九條の改正で強力な抵抗に遭うことは疑いない。

 このメディアが4月30日に発表した最新の民意調查結果によると、國民の56.5%が安倍首相の執政期間の憲法改正に反対し、賛成は33.4%だった。また、『朝日新聞』電子版が4月29日に公表した民意調查結果で、憲法改正に反対する人が支持者を大幅に上回ることがわかった。

 

 (新華社より)

 

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