
外交部の洪磊報道官
【新華社北京12月22日】外交部の洪磊報道官は21日、中國側はフィリピン側が一方的に提起した南中國海仲裁案を受け入れず、また參加しない。中國の領土主権は中國人民が自らの考えで決めるものだと表明した。
最近、フィリピンの要求により提起された南中國海仲裁案の仲裁裁判所が、実體問題の口頭審理の傍聴に関する審判実録を公表した。これに対し、洪磊報道官は當日の定例記者會見で、中國側はフィリピン側が一方的に提起した南中國海仲裁案に対し、受け入れず、參加しない立場を再三表明する。この立場は十分な國際法的根拠を備えており、変わらないと表明した。
洪磊報道官は次のように述べた。フィリピン側は裁判で歴史的事実や國際法、國際正義を顧みず、中國の南中國海諸島の主権を否定し、『カイロ宣言』と『ポツダム宣言』の効力を否定しようともくろんでいることは、中國とフィリピンの南中國海紛爭の本質が領土紛爭にあり、仲裁裁判所が本案に対し管轄権を全く持たないことを正に説明している。またいわゆる仲裁案が法律という上着を羽織らせた政治的な挑発で、その目的が紛爭の解決ではなく、中國の南中國海における主権や海洋権益への否定のもくろみであることも正に説明している。
洪磊報道官は次のように表明した。中國の領土主権は中國人民全員が自らの考えで決めるもので、いかなる他人や機関も処置する権利はない。領土主権や海洋境界の問題で、中國はいかなる第三者に訴える紛爭解決方法も受け入れない。中國側はフィリピン側に実際にそぐわない空想を放棄し、方向を転換し、交渉と協議を通じて紛爭を解決するという正しい道に戻るよう促す。
(新華網日本語)
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