歐州復興開発銀行(EBRD)は14日、中國の加盟を承認した。
本部をロンドンに置き1991年に設立されたEBRDは、66の株主を持つ。主に歐州の戦後の復興 再建の支援を行い、東歐・中歐諸國の市場経済への転化を支援 支持する。EBRDはまさに、歐州の地域開発銀行だ。そのため中國の加盟は、経済的な影響力の拡大に向け重要な力を発揮する。
これは中國の國際的な金融の地位のさらなる向上と強化、世界経済への參與の広がり、金融面の発言権の向上を示している。EBRDは歐州の経済開発と復興事業を中心としているが、中國の加盟はその経営の活力を高める。さらに中國は金融活動を通じ歐州の経済事業に參與する有利な條件を手にする。これは歐州の経済建設 発展を推進し、ユーロ圏の潛在的なリスクを解消するためにも重要な力を発揮する。歐州の経済復興には中國が不可欠であり、中國の経済成長率と金融管理能力が歐州諸國から評価されていることが分かる。EBRDの株主も中國の申請を受理した際に、「中國とEBRDは同地域で事業を展開している。我點の対話と協力の検討は、ごく自然なことだ」と述べたほどだ。
これはまた、中國企業の海外進出に利便性の高い金融ルートを提供し、中國企業と歐州企業の深い融合を促進し、國際経済競爭に力強く參與できるようにする。海外進出と國內導入は、中國政府の重要な経済戦略になっている。中國企業が世界進出するためには、まず金融という先導者が必要だ。金融が先に國際化しなければ、中國企業の真の海外進出は困難であり、國際経済競爭に効果的に參與することもできない。しかも中國の多くの企業が、歐州諸國と業務提攜しており、歐州諸國の投資活動に參與している。ゆえに中國企業と歐州企業の広い協力と深い融合をさらに推進するため、EBRDを通じ中國企業が歐州諸國から先進的な生産技術 管理経験を學ぶことを促し、中國企業のモデルチェンジ アップグレードを加速し、中國の経済成長モデルの根本的な変化を進めることができる。さらに中國主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)が年末に正式に設立される。中國はAIIBを通じ、歐州の先進的な企業が中國で投資を行うための、利便性の高い金融ルートを築くことができる。
これはさらに、中國の「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)経済戦略の実施を促し、中國のマクロ経済の目標達成に盡きることなき原動力をもたらす。中國の一帯一路戦略は、実質的にはユーラシア大陸経済一體化戦略の構想だ。歐州の投資計畫の実施は、一帯一路の目標実現を促す重要な一環だ。中國がEBRDに加盟しなければ、一帯一路の順調な推進を妨げる多くの金融の障害が生まれる。そのため中國がEBRDの加盟を申請し、順調に承認されたことは、中國の國家経済戦略の目標実現を促す。一帯一路経済戦略は幻想、もしくは実現不可能な苦境に陥らず、中華民族の偉大なる復興に金融の新たな活力を注ぎ込む。
(チャイナネット)
推薦記事:
