【新華社北京11月20日】第18回中國•東南アジア諸國連合(ASEAN)首脳會議(10 +1)などの一連の會議がまもなくマレーシアのクアラルンプールで開催されるのを前に、中國の徐歩ASEAN大使は、中國側はASEAN諸國と共に、発展に焦點をあて、一致協力して難関を切り抜け、互いに見張り合い助け合って、地域の平和と安定、発展と繁栄の新たな前途を共に開拓できるよう望んでいるとの見方を示した。
徐歩大使は先日新華社記者の特別インタビューに応じた際、次のように指摘した。中國とASEANは政治、安全保障、経済貿易、人文の各分野における協力を絶えず強化している。中國側はASEAN諸國と手を攜えて協力し、今年の年末までに中國─ASEAN自由貿易區のアップグレード版の交渉を完成するよう全力で努め、地域の全面的経済パートナーシップ協定の交渉を積極的に推進し、2020年に二國間の貿易額1兆ドルの目標実現を目指しているところだ。
徐歩大使は、ASEAN共同體は今年末の設立後、経済成長にギアチェンジと加速が見込まれている。世界で最も若く、最も活力を備えた経済體として、ASEAN共同體は中國により広範な市場、より便利な貿易條件及びより良質な投資環境を提供するものとみなしている。
徐歩大使は、このビジョンの完全な実現までには、まだ長い時間が必要なので、2015年末はゴールではなく、スタートラインだと言える。中國は引き続き建設的な役割を発揮し、ASEAN諸國と手を攜え、このプロセスを共に推進していくことを望んでいると語った。
南中國海情勢について話が及ぶと徐歩大使は次のように指摘した。南中國海の航行の自由が脅かされたことはなく、毎年10萬隻以上の各國の船舶が南中國海地域を自由に通過している。いわゆる南中國海の航行の自由の問題は、ごく少數の國が誇張し派手に宣伝したもので、まったくもって偽りの命題だ。米國が南中國海で軍艦巡航や軍機の飛行を絶えず行い、また一部の國と頻繁に軍事演習を行っていることは、まさに武力をひけらかし、本來穏やかな南中國海をかき亂して平穏から遠ざけた 。
徐歩大使は、當面南中國海の問題を解決する最も効果的な方法は、當事國が直接的な協議や交渉を通じて爭議を平和的に解決し、また、中國とASEANにより南中國海の平和と安定を共同で維持することだとの見方を示している。
(新華網日本語)
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