中原地産が4日に発表した最新の統計によると、1~7月の北京の新築分譲住宅市場は五環路外側の物件の取引戸數が全體の9割以上を佔め、過去最高を記録した。業界関係者は、「都市部は新築物件が少なく、あってもそのほとんどが高級住宅プロジェクトで、新築物件は主に五環路の外側に集まることになる。新築分譲住宅の取引が五環路外側に集中することは予想されたが、9割を超えるペースは意外だった」と話す。「北京晨報」が伝えた。
中原地産がまとめた統計データによれば、今年1~7月、北京の新築分譲住宅市場では五環路外側の物件の取引戸數が4萬3280戸に上り、全體の92.44%を佔め、初めて9割を超えて過去最高を記録した。五環路と六環路の間にある物件の取引戸數は57.31%、六環路の外側は35.13%で、五環路の內側はわずか7.55%だった。
中原地産の張大偉チーフアナリストは、「9割は臨界點。五環路外側の分譲住宅の取引戸數が9割を超えたことは、五環路內側には基本的に物件がなくなったことを意味する。実際これまで人點は分譲住宅が五環路の外側に拡散していく流れを感じていたが、五環路內側の取引戸數がこれほど早く1割を切るとは思っていなかった。これから五環路內側の分譲住宅市場は高級化し、六環路の外側が市場の供給の中心になるとみられる。北京市全體の新築分譲住宅取引価格をみると、2015年にはすでに五環路內側の取引価格が1平方メートルあたり5萬元(約100萬1千円)を超え、前年比上昇幅は6.7%に達した」と話す。
業界関係者は、「北京で新たに売り出された土地は五環路外側に集中している」と指摘。中原地産のデータによれば、過去5年間に北京では累計244件の住宅用地が供給され、建築面積は合計4160萬平方メートルに上り、このうち完全な分譲住宅の面積は1574萬平方メートルで、分譲住宅12萬軒の新規供給量に相當する。市場での実際の取引狀況をみると、北京で過去5年間に取引された分譲住宅は30萬軒に上る。張チーフアナリストは、「需給構造がアンバランスだ。2016年には市場の動きがより鮮明になり、居住用住宅の供給が一般の住宅市場を佔拠し、分譲住宅の高級化が流れになるだろう」と話す。
(人民網日本語版)
関連記事:
