(4)産業構造が引き続き改善
産業構造をみると、第三次産業が引き続き急速な伸びを示し、GDPに佔める割合は49.5%で、前年同期を2.1ポイント上回った。工業主導からサービス主導への転換傾向が続いた。
(5)経済成長に対する消費の貢獻度が引き続き上昇
経済成長に対する消費の貢獻度が引き続き上昇した。上半期には経済成長に対する消費の貢獻度が60%に達し、前年同期を5.7ポイント上回った。ここから需給構造の変化が調整の方向性に合致していることがわかる。
(6)経済成長の質が改善
投資の観點からみると、GDP1萬元(19億9529萬円、単位GDP)あたりのエネルギー消費量は上半期に同5.9%減少した。第1四半期(1-3月)は同5.6%減少で、減少幅が拡大した。
(7)改革のメリットが引き続き発揮
改革のメリットは主に民間経済の活力が効果的に高められたことに體現された。上半期の民間経済における工業生産額の増加率は8.1%で、全國の一定規模以上の工業企業(年売上高2000萬元以上の企業)の生産額の平均増加率を1.8ポイント上回った。民間投資をみると、上半期の増加率は11.4%で、全投資に佔める割合は65.1%だった。ここからわかるのは、行政のスリム化と権限移譲の一連の措置に後押しされて、民間経済の活力が高まったことだ。
